1. K's今日の1曲
  2. Hard Rock / Heavy Metal
  3. Gossip feat. Tom Morello / Måneskin (Rush! 収録) #マネスキン

 "Gossip"はイタリア出身のロックバンド、Måneskinマネスキン)の3rdアルバム『Rush!』(2023年1月20日リリース。全米18位・全英5位)からの4thシングル。Rage Against the Machineのギタリスト、Tom Morelloをフィーチャー。

・Måneskin|マネスキン - 「GOSSIP feat. Tom Morello」 (日本語字幕ver)


 ダンサブルでポップなギターロック。アメリカのショービズの世界を批判したような歌詞で「You're not iconic, you are just like them all」なんて痛烈なフレーズもありますが、そこにまさに"アイコニック"なトム・モレロのギターが入ってくるのが痛快です。ミュージックビデオも面白いのでぜひ。

 アルバムの曲もどれもわかりやすくていいですね。先にリリースされてた"Mammamia"や"Supermodel"などのヒット曲、"Gasoline"や"Kool Kids"などもかっこいい。アルバム制作時にレディオヘッドに影響を受けたらしいんだけど、その影響を感じさせないところと今なぜレディヘ?というツッコミどころがあるのも面白い。評論家の批判なんて気にせず、楽しませたもん勝ちな感じが好感持てる。ロックに元気がない今の時代だからこそ、もっともっと売れてほしいバンド。


Måneskin -『Rush!』収録曲リスト
1. "Own My Mind"
2. "Gossip" (featuring Tom Morello)
3. "Timezone"
4. "Bla Bla Bla"
5. "Baby Said"
6. "Gasoline"
7. "Feel"
8. "Don't Wanna Sleep"
9. "Kool Kids"
10. "If Not for You"
11. "Read Your Diary"
12. "Mark Chapman"
13. "La fine"
14. "Il dono della vita"
15. "Mammamia"
16. "Supermodel"
17. "The Loneliest"
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


【サイト内関連記事】
Zitti e Buoni / Måneskin (Teatro d'ira: Vol. I 収録)

カテゴリ : Hard Rock / Heavy Metal ・ comments(0) K 
2023年02月19日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. Hard Rock / Heavy Metal
  3. Patient Number 9 ft. Jeff Beck / Ozzy Osbourne (Patient Number 9 収録)

 メタルの帝王、Ozzy Osbourneオジー・オズボーン)の通算13作目のソロアルバム『Patient Number 9』(2022年9月9日リリース。全米3位・全英2位)からの先行シングル"Patient Number"。孤高のギタリスト、Jeff Beckジェフ・ベック)をフィーチャー。

・Ozzy Osbourne - Patient Number 9 (Official Music Video) ft. Jeff Beck


 この曲には、言わずもがなの大物ジェフ・ベックに加え、さらに盟友ザック・ワイルド(ギター)、レッチリのチャド・スミス(ドラム)、メタリカのロバート・トゥルヒーヨ(ベース)と、オジーでなければ集められないメンバーが参加しています。それをまとめ上げ、ヘヴィでモダンなサウンドに仕立てた前作から引き続きプロデュースを務めたアンドリュー・ワットの手腕も光ります(さすが2021年のグラミー賞・最優秀プロデューサー!!)。

・OZZY OSBOURNE - Patient Number 9 & Crazy Train at Rams Season Opener (Live Performance)


 パーキンソン病を公表したりと決して体調は万全じゃないと思うけど、やっぱりオジーはオジーだなという身も蓋もない感想をもった力作。前作で記録した全米チャート最高位タイの3位に加え、UKチャートではソロでは最高の2位という売上を記録したのもわかる出来ですね。2023年発表の第65回グラミー賞の「ベスト ロック アルバム」にもノミネートされています。後何作出すかわからないけど、ますますオジーの今後にも期待です。


Ozzy Osbourne -『Patient Number 9』収録曲リスト
1. "Patient Number 9" (featuring Jeff Beck)
2. "Immortal" (featuring Mike McCready)
3. "Parasite" (featuring Zakk Wylde)
4. "No Escape from Now" (featuring Tony Iommi)
5. "One of Those Days" (featuring Eric Clapton)
6. "A Thousand Shades" (featuring Jeff Beck)
7. "Mr. Darkness" (featuring Zakk Wylde)
8. "Nothing Feels Right" (featuring Zakk Wylde)
9. "Evil Shuffle" (featuring Zakk Wylde)
10. "Degradation Rules" (featuring Tony Iommi)
11. "Dead and Gone"
12. "God Only Knows"
13. "Darkside Blues"
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


【サイト内関連記事】
Let Me Hear You Scream / Ozzy Osbourne (Scream 収録)
LOUD PARK 10@さいたまスーパーアリーナ 2日目 (OZZY OSBOURNE、MOTORHEAD、AVENGED SEVENFOLD 他) 感想&セットリスト
OZZFEST JAPAN 2015@幕張メッセ (Ozzy Osbourne、Janes Addiction、BABYMETAL 他) 感想&セットリスト #オズフェス
Under the Graveyard / Ozzy Osbourne (Ordinary Man 収録)
WAR PIGS / BLACK SABBATH (PARANOID 収録)
Ozzfest Japan 2013@幕張メッセ国際展示場 (Black Sabbath、Tool、stone sour 他) 感想&セットリストまとめ
God Is Dead? / Black Sabbath (13 収録)

カテゴリ : Hard Rock / Heavy Metal ・ comments(0) K 
2022年12月27日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. Hard Rock / Heavy Metal
  3. Zitti e Buoni / Måneskin (Teatro d'ira: Vol. I 収録)

 イタリアはローマ出身のロックバンド、Måneskinマネスキン)のユーロビジョン・ソング・コンテスト2021で優勝した曲"ZITTI E BUONI"。2021年3月19日リリースの2ndアルバム『Teatro d'ira: Vol. I』(全英49位)収録。

・Måneskin - ZITTI E BUONI (Official Video – Sanremo & EUROVISION 2021 Winners)


 イタリア語で歌われるちょっとグラムっぽいハードロック。イタリア語の語感が英語とは違ってなんかかっこいい。タイトルは英語にすると"Shut Up and Behave"という感じで「黙っていい子にしてろ」という意味らしい。元々2016年にバラードソングとして作られて、それが徐々にロックっぽくなって今の形になったんだとか。バラードヴァージョンも聴いてみたいね。

・Måneskin Zitti e Buoni Sanremo 2021 - Orchestrated and Conducted by Enrico Melozzi - 2nd performance


 ちなみにUKシングルチャートでは17位を獲得し、イタリア語の曲で30年ぶりのTOP20ヒットになっています。最近全米Billboardチャートにランクインする曲をチェックしてても同じアーティストばかりでなんかつまんないなって思って、たまにはUKチャートでも見るか、と軽い気持ちでチェックしたらこのバンドに出会ったって感じ。去年あたりからイギリスではロックが人気を取り戻していて、アルバムチャートの1位を取るロックアルバムも増えてるらしい。その機運の一角をMåneskinも担っていいます。日本でも人気出そう。

 最後に簡単にMåneskinのバイオグラフィー。メンバーは下記の4人。全員がソングライター。

Damiano David – vocals
Victoria De Angelis – bass guitar
Thomas Raggi – guitar
Ethan Torchio – drums

 2016年、メンバーが高校生の時に地元ローマで結成。バンド名はデンマーク語で「月の光」(メンバーのヴィクトリアがデンマーク系イタリア人)。2017年のイタリア版・Xファクターで2位を獲得しデビュー。デビューアルバム『Il ballo della vita』のヒット。そして、2021年3月に行われたイタリアのサンレモ音楽祭で賞を獲得し、イタリア代表でユーロヴィジョンに出場し見事優勝してブレイク中。


Måneskin -『Teatro d'ira: Vol. I』収録曲リスト
1. "Zitti e buoni"
2. "Coraline"
3. "Lividi sui gomiti"
4. "I Wanna Be Your Slave"
5. "In nome del padre"
6. "For Your Love"
7. "La paura del buio"
8. "Vent'anni"
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


カテゴリ : Hard Rock / Heavy Metal ・ comments(0) K 
2021年08月03日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. Hard Rock / Heavy Metal
  3. Shot In The Dark / AC/DC (Power Up 収録)

 AC/DC(エーシー・ディーシー)が2020年10月7日に新曲"Shot In The Dark"をリリースしました。2014年の『Rock Or Bust』から6年ぶりのアルバム『Power Up』(PWRϟUP、2020年11月13日リリース)からのシングル。

・AC/DC - Shot In The Dark (Official Video)


 前作の後、バンドは多くの困難に直面。フィル、二度目の解雇。ブライアンが聴覚障害でツアー離脱(と、代打でGuns N' Rosesのアクセル・ローズがヴォーカルを務める)、クリフの引退表明。そして、AC/DCの心臓とも言えるヤング兄弟の兄・マルコム・ヤングが病気のため脱退、後に死去。その苦難の6年を経ての復活(と言って良いでしょう!)にふさわしいパワー満タンの曲になってて嬉しい。

 アルバムのその他の曲も含め、生前のマルコムとアンガス・ヤングによって作られたものだそう。ある意味、AC/DCの黄金メンバー最後の作品とも言えますね(黄金メンバーはボン・スコットだろ!ってツッコミはなしで)。

 それにしても、エディ・ヴァン・ヘイレンが亡くなった衝撃のニュースが駆け巡った直後(2020年10月6日に65歳で逝去)、多くのロックファンを勇気付け、パワーアップさせる曲になったんじゃないかと思います。

現在のメンバーはこちら。ブライアン・ジョンソンに加え、結局クリフもフィルも復帰しています。
Brian Johnson – lead vocals
Angus Young – lead guitar
Stevie Young – rhythm guitar
Cliff Williams – bass guitar
Phil Rudd – drums


AC/DC -『Power Up』収録曲リスト
1. "Realize"
2. "Rejection"
3. "Shot in the Dark" 3:06
4. "Through the Mists of Time"
5. "Kick You When You're Down"
6. "Witch's Spell"
7. "Demon Fire"
8. "Wild Reputation"
9. "No Man's Land"
10. "Systems Down"
11. "Money Shot"
12. "Code Red"
・Apple Musicで試聴&ダウンロード
Listen on Apple Music


【サイト内関連記事】
Rock 'N' Roll Train / AC/DC (BLACK ICE 収録)
Back In Black / AC/DC (Back In Black 収録)
AC/DC@さいたまスーパーアリーナ 「BLACK ICE TOUR」 感想&セットリスト

カテゴリ : Hard Rock / Heavy Metal ・ comments(0) K 
2020年10月07日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. Hard Rock / Heavy Metal
  3. Under the Graveyard / Ozzy Osbourne (Ordinary Man 収録)

 メタルの帝王、Ozzy Osbourneオジー・オズボーン)の2019年11月リリースのシングル曲"Under the Graveyard"。全米BillboardチャートのHot Rock Songsで1位を獲得。12枚目のスタジオアルバム『Ordinary Man』(「ØRD†NARY MAN」。2020年2月21日リリース。全英3位・全米3位)収録。

・Ozzy Osbourne - Under the Graveyard (Official Music Video)


 オジーが約9年ぶりに放った新曲のタイトルは"墓地の下"。かつてアルコール/ドラッグ依存症に陥ってほぼ死んだような生活を送っていたかつての自分を振り返ったような自叙伝的な内容の歌詞の曲ですね。そんな曲を支えるのはアルバムのプロデューサーでもあるAndrew Wattをギターに、ベースにGuns N' RosesのDuff McKagan、ドラムにRed Hot Chili PeppersのChad Smithというなんとも豪華なメンツ。ガンズ×レッチリなんて熱すぎるけど、オジーの前ではそれも霞みますね。

 曲の内容に合わせたミュージックビデオも秀逸。オジー役にヴァル・キルマーの息子、ジャック・キルマーを、妻でマネージャー(ビデオで描かれている時代は恋人)であるシャロン・オズボーン役をジェシカ・バーデンが演じています。当時を思い出して観るのが辛いと、オジー本人に言わせるほどの出来。

 アンドリュー・ワットというロック/ヒップホップ/ポップ問わず多くのヒット曲をプロデュースしている人物を迎えたことによりアルバムもキャッチーかつ幅も広い。ガンズのSlashによるギターがハードに鳴り響く1曲目の"Straight to Hell"やエルトン・ジョンをゲストに入れたタイトルトラック、ラッパーのポスト・マローンがロックボーカルを聴かせる"It's a Raid"(rage against the machineのトム・モレロがギターで参加)なんてのも違和感なく一つのアルバムに収まっているのもアンドリュー効果か。

 アンドリューは、Deep Purpleのグレン・ヒューズとLed Zeppelinのジョン・ボーナムの息子・ジェイソンとCalifornia Breedというバンドをかつてやっていたりとハードロック/ヘヴィメタルにも造詣が深いってのもポイント。ちなみにある日、オジーの娘・ケリーがやってきて、「友達のポスト・マローンのプロデューサーをやっているのがアンドリュー」と言って紹介してくれてレコーディングすることになったそう。実際に一緒に作り始めたらどんどん曲ができたらしい。各曲のクレジットには先述のダフとチャドの名前も入っているので、スタジオで次から次へと曲ができてった様子が伺えますね。その辺も曲の勢いに直結してる気がする。

・OZZY OSBOURNE with Post Malone - "Take What You Want" (Live Video)


 オジーといえばアルバムリリース時にパーキンソン病を患っていることを公表(実際は2003年ごろに発症していて、薬で症状を抑えられる程度だとか)、治療に専念するためにツアーが延期になっているけど、ツアーに出ない分、もう次のアルバムの制作に取りかかっているんだとか。前作『Scream』からの10年という期間はこれまでのオジーの作品で最長のブランクだったけど、この勢いだと次はすぐに出そうですね。ま、年齢も年齢なので無理せず少しでも長く続けてほしいので期待しすぎず待ちたい。それにしてもアルバムタイトルトラックで"I don't wanna die an ordinary man"なんてオジーに歌われちゃうと他のアーティストはたまったもんじゃないですね(笑)


Ozzy Osbourne -『Ordinary Man』収録曲リスト
1. "Straight to Hell"
2. "All My Life"
3. "Goodbye"
4. "Ordinary Man" (featuring Elton John)
5. "Under the Graveyard"
6. "Eat Me"
7. "Today Is the End"
8. "Scary Little Green Men"
9. "Holy for Tonight"
10. "It's a Raid" (featuring Post Malone)
11. "Take What You Want" (Post Malone featuring Ozzy Osbourne and Travis Scott) (Bonus track)
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする


【サイト内関連記事】
Let Me Hear You Scream / Ozzy Osbourne (Scream 収録)
LOUD PARK 10@さいたまスーパーアリーナ 2日目 (OZZY OSBOURNE、MOTORHEAD、AVENGED SEVENFOLD 他) 感想&セットリスト
OZZFEST JAPAN 2015@幕張メッセ (Ozzy Osbourne、Janes Addiction、BABYMETAL 他) 感想&セットリスト #オズフェス
WAR PIGS / BLACK SABBATH (PARANOID 収録)
Die Young / Black Sabbath (Heaven And Hell 収録)





カテゴリ : Hard Rock / Heavy Metal ・ comments(0) K 
2020年03月03日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. Hard Rock / Heavy Metal
  3. Hardwired / Metallica (Hardwired…To Self-Destruct 収録)

 Metallicaメタリカ)が『Death Magnetic』以来8年ぶりとなるアルバム『Hardwired…To Self-Destruct』を2016年11月18日にリリースすることを発表しました。その新作から冒頭を飾る曲"Hardwired"のミュージックビデオが公開されています。

・Metallica: Hardwired (Official Music Video)


 激しく疾走するメタルナンバー。モノクロの演奏シーンがカッコいい。メタリカらしいっちゃらしい曲なので、アルバムの中でどのような位置づけなのかわからないけど、「To Self-Destruct」なんてタイトル付けてくるくらいだから、並のものじゃないことを期待。

 アルバムはCD2枚組。プロデュースはルー・リードと共作した『LuLu』(2011年)と同じグレッグ・フィデルマン(『Death Magnetic』でもエンジニアを務めていました)。彼ら自身のレーベル"Blackened Recordings"から初のリリースとなります。収録曲一覧はこちら。


Metallica -『Hardwired…To Self-Destruct』収録曲リスト
・Disc 1
01. Hardwired
02. Atlas, Rise!
03. Now That We're Dead
04. Moth Into Flame
05. Am I Savage?
06. Halo On Fire

・Disc 2
01. Confusion
02. Dream No More
03. ManUNkind
04. Here Comes Revenge
05. Murder One
06. Spit Out The Bone

・Disc 3 (Deluxe Edition Only)
01. Lords Of Summer
02. Riff Charge (Riff Origins)
03. N.W.O.B.H.M. A.T.M. (Riff Origins)
04. Tin Shot (Riff Origins)
05. Plow (Riff Origins)
06. Sawblade (Riff Origins)
07. RIP (Riff Origins)
08. Lima (Riff Origins)
09. 91 (Riff Origins)
10. MTO (Riff Origins)
11. RL72 (Riff Origins)
12. Frankenstein (Riff Origins)
13. CHI (Riff Origins)
14. X Dust (Riff Origins)
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする


【サイト内関連記事】
ONE / METALLICA (...AND JUSTICE FOR ALL 収録)
METALLICA@さいたまスーパーアリーナ 「World Magnetic Tour」 (guest:FEAR FACTORY、THE SWORD) 感想&セットリスト


カテゴリ : Hard Rock / Heavy Metal ・ comments(0) K 
2016年08月19日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. Hard Rock / Heavy Metal
  3. The Fall / Be The Wolf (Imago 収録)

 イタリアはトリノ出身の3ピースバンド、Be The Wolfビー・ザ・ウルフ)の2015年リリースのデビュー作『Imago』収録曲"The Fall"。

・BE THE WOLF - 'The Fall' official video


 疾走感あるサウンドに、「ウウウウウー♪」って感じのアガるコーラスが耳に残るキャッチーな曲。ちょっと湿った感じの憂いのあるヴォーカルがいいですね。ジャンルで言えばハードロックやメタルに分類される音だけど(事実、あの伊藤正則がTVKの番組『伊藤政則のROCKCITY』で激プッシュ中)、聴き用によってはエモ/スクリーモ辺りのバンドとも比較できそうな音作りですね。なんかちょっとThe Usedとか思い出しました。

 アルバムの他の曲も新しさは特にないけど、単純に曲がすごく良くて長く聴くことができそう。イタリアって意外とベタなロックって人気あったりするので、その辺で純粋培養されたバンドって感じでしょうか。とにかくこれは日本で人気がでそうなバンドです。

 最後に、バンドメンバー紹介。
FEDERICO MONDELLI(フェデリコ・モンデッリ、Vo, Gt.)
MARCO VERDONE(マルコ・ヴェルドー、Ba.)
PAUL CANETTI(ポール・カネッティ、Dr.)


Be The Wolf -『Imago』収録曲リスト
1. Si(g)ns
2. Chameleon
3. The Fall
4. Jungle Julia
5. 24
6. The Comedian
7. Florinda's Murderer
8. Dust In Hoffman
9. The House Of The Dead Snow
10. One Man Wolfpack
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする

カテゴリ : Hard Rock / Heavy Metal ・ comments(0) K 
2016年02月20日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. Hard Rock / Heavy Metal
  3. Kill The King / Rainbow (Long Live Rock ’n’ Roll 収録)

 Ritchie Blackmoreリッチー・ブラックモア)率いるハードロックバンド、Rainbowレインボーの1978年リリースの3rdアルバム『Long Live Rock 'n' Roll』(邦題:『バビロンの城門』。全英7位・全米89位)収録の代表曲"Kill The King"。アルバムリリース前からライブでは披露されていて、77年のライブ盤『On Stage』で初出。

・Rainbow - Kill The King (Live in Munich 1977)


 イントロからこれぞリッチー・ブラックモア!と言うようなギタープレイが炸裂し、ロック界の渡り鳥Cozy Powellコージー・パウエル)の激しくかつタイトなドラムが鳴り響き、そして、不世出のロックボーカリストRonnie James Dioロニー・ジェイムス・ディオ)のハイトーンなのに線の太い歌声が乗る、スピードナンバー。ハードロック/ヘヴィ・メタル史に燦然と輝く名曲。

 「王を殺せ」っていうなんとも物騒なタイトルですが、どうやらチェスのことを歌っているという話。クイーンも出てくるしね。基本的にはリッチーとロニーによってアルバムの曲は作られていますが、この曲はコージーもクレジットされているだけあって、彼のドラムも特にカッコイイ。

 ロニーの追悼アルバムにメタリカのトリビュートカバーがあって、結構良い!
・Metallica - Kill the King


 75年の1st『Ritchie Blackmore's Rainbow』(邦題:『銀嶺の覇者』)がRitchie Blackmore's Rainbow名義、76年の2nd『Rising』(邦題:『虹を翔る覇者』)がBlackmore's Rainbowときて、今作でついにバンド名がRainbowになった初のオリジナルアルバムだったのに、ロニーが脱退し、リッチー/ロニー/コージーの三頭政治時代は終わりを迎えます(コージーは次作『Down to Earth』を最後に脱退)。

 その後ヴォーカルはGraham Bonnet(グラハム・ボネット)やJoe Lynn Turner(ジョー・リン・ターナー)と次々に代わりポップ路線でヒットを放ちますが、その過渡期にあった本作『Long Live Rock 'n' Roll』はレインボーの最高傑作に挙げる声も多い作品です。タイトルトラック"Long Live Rock 'n' Roll"や邦題の元になった"Gates of Babylon"も名曲!

 さてさて、なぜ今更レインボーかというと、先日、リッチー・ブラックモアがロック回帰するというニュースがあったから。「リッチーがロックなんて当たり前じゃん」って思う人が中にはいると思いますが、ここ20年近く彼は奥さんのキャンディス・ナイトとともにBlackmore's Night(ブラックモアズ・ナイト)という中世ぽいフォークミュージックをやっていて、かつてのHR/HMとはかけ離れてたので、これがビックニュースとして扱われてたのです。すでに2016年6月17日ドイツのフェス『Monsters Of Rock Festival』への出演と、6月25日の英バーミンガムでの公演が発表されています。Ritchie Blackmore's Rainbow名義でメンバーはこんな感じ。

Ritchie Blackmore (g)
Ronnie Romero (vo) [LORDS OF BLACK]
Jens Johansson (key) [STRATOVARIUS]
David Keith (dr) [BLACKMORE'S NIGHT]
Bob Nouveau (b)

 このメンバーでレインボーやDeep Purpleディープ・パープル)ナンバーをやるんだとか。コージーもロニーも、そして、ジョン・ロードも亡き今、リッチーの勇姿を見に海外まで行く価値はありそうです。来日しないかなぁ。UDOさん辺り呼んでくれないだろうか・・・

(2016.06.21 追記)
モンスター・オブ・ロックでのセットリストが判明したので載せておきます。

2016.06.17 Rainbow@Monsters of Rock St. Goarshausen 2016 Setlist

01. Over the Rainbow (Judy Garland cover)
02. Highway Star (Deep Purple cover)
03. Spotlight Kid
04. Mistreated (Deep Purple cover)
05. Since You Been Gone (Russ Ballard cover)
06. Man on the Silver Mountain
07. Catch the Rainbow
08. Difficult to Cure (followed by band introductions)
09. Perfect Strangers (Deep Purple cover)
10. Child in Time (Deep Purple cover) (with 'Woman From Tokyo' etc)
11. Long Live Rock 'n' Roll
12. Stargazer
13. Black Night (Deep Purple cover)
14. Smoke on the Water (Deep Purple cover)

2016.06.18 Rainbow@Monsters of Rock Bietigheim-Bissingen 2016 Setlist
01. Over the Rainbow (Judy Garland cover)
02. Highway Star (Deep Purple cover)
03. Spotlight Kid
04. Mistreated (Deep Purple cover)
05. Sixteenth Century Greensleeves
06. Since You Been Gone(Russ Ballard cover)
07. Man on the Silver Mountain
08. Difficult to Cure (with Drum and Keyboard solos)
09. Catch the Rainbow
10. Perfect Strangers (Deep Purple cover)
11. Stargazer
12. Long Live Rock 'n' Roll
13. Child in Time (Deep Purple cover) (with 'Woman From Tokyo' etc )
14. Black Night(Deep Purple cover)
---encore---
15. Smoke on the Water(Deep Purple cover)

レインボーナンバー以外にパープルの曲もいっぱいやっています。祈来日!


Rainbow -『Long Live Rock 'n' Roll』収録曲リスト
1. Long Live Rock 'N' Roll
2. Lady Of The Lake
3. L.A. Connection
4. Gates Of Babylon
5. Kill The King
6. The Shed (Subtle)
7. Sensitive To Light
8. Rainbow Eyes
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする


【サイト内関連記事】
HIGHWAY STAR / DEEP PURPLE (MACHINE HEAD 収録)
Hush / Deep Purple (Shades Of Deep Purple 収録)
Smoke on the Water / Deep Purple (Machine Head 収録)
Deep Purple / Yngwie Malmsteen@東京国際フォーラムホールA
Die Young / BLACK SABBATH (HEAVEN AND HELL 収録)

カテゴリ : Hard Rock / Heavy Metal ・ comments(0) K 
2015年11月09日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. Hard Rock / Heavy Metal
  3. God Is Dead? / Black Sabbath (13 収録)

 元祖ヘヴィ・ロック、Black Sabbathブラック・サバス)が19枚目のアルバム『13』をリリース。サバスのスタジオアルバムとしては1995年の『Forbidden』から18年ぶり、Ozzy Osbourneオジー・オズボーン)が参加する作品としては78年の『Never Say Die!』以来の35年ぶりの作品となります。メンバーは契約上の問題でドラムのBill Wardが不参加となり残念ながらオリジナルメンバーでのレコーディングにはなりませんでしたが、代わりにRage Against the MachineのBrad Wilkが参加。プロデュースはリック・ルービン。

 "God Is Dead?"はアルバムからの1stシングル。日本で初開催された『Ozzfest Japan』でも披露されていた曲ですね。何と言ってもギーザー・バトラーのヘヴィなベースでやられます。抑えめの前半から後半トニー・アイオミのギターが炸裂するところもたまりません。オズフェスで聴いたときは他の名曲の間で地味な感じだったけど、単独で聴くとなかなかカッコイイです。いかにもサバス的な曲名ですが、こちらはドイツの哲学者ニーチェのニヒリズムを表したと言われる言葉「神は死んだ」(独:Gott ist tot, 英:God is dead)から引用されており、シングルのアートワークにもニーチェの肖像が使われています。

 今作は元オアシスのリアム・ギャラガー率いるBeady Eyeの2nd『BE』(2位)と、同じくベテランのロッド・スチュワートの『Time』(3位)を押さえてUKアルバムチャートで1位を獲得。1970年の傑作『Paranoid』以来43年ぶりの1位獲得で、この記録はボブ・ディランの『New Morning』(70年)〜『Together Through Life』(09年)の39年を上回る記録となります(ま、どちらも尋常じゃない数字ですが・・・)。そして、全米チャートでも1位を獲得することが判明。結成から44年、初めてのアメリカを制覇となります。(2013年6月20日追記)

 とまぁ、オジー復活後待望のスタジオアルバムということで、チャートアクションも最高のものになっていますが、内容の方もなかなかの充実っぷり。デビュー作の1曲目"Black Sabbath" を彷彿させる"End of the Beginning"(最終曲の"Dear Father"の終わりの雨音はモロですね)から始まり、凡百のメタルバンドとの格の違いを見せるサウンドを聴かせてくれます。とはいえ、これからサバスを聴こうという人はとりあえずベスト盤でもいいので、過去の作品をまずは聴くことをオススメしますが・・・

■Black Sabbath 『13』収録曲
1.End of the Beginning
2.God Is Dead?
3.Loner
4.Zeitgeist
5.Age of Reason
6.Live Forever
7.Damaged Soul
8.Dear Father

【サイト内関連記事】
WAR PIGS / BLACK SABBATH (PARANOID 収録)
Die Young / BLACK SABBATH (HEAVEN AND HELL 収録)
Ozzfest Japan 2013@幕張メッセ国際展示場 (Black Sabbath、Tool、stone sour 他) 感想&セットリストまとめ

・Black Sabbathの『13 (Deluxe Version)』を試聴&ダウンロード→
カテゴリ : Hard Rock / Heavy Metal ・ comments(0) K 
2013年06月17日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. Hard Rock / Heavy Metal
  3. Tattoo / Van Halen (A Different Kind Of Truth 収録)

 今年2012年に結成40周年を迎えるアメリカの大御所ハードロックバンド、Van Halenヴァン・ヘイレン)が14年ぶり12作目となる新作『A Different Kind Of Truth』をリリース。全米2位、全英6位。初代ヴォーカリストのデイヴィッド・リー・ロスを迎えてのフルアルバムは、これまでに1千万枚以上の売り上げを記録している『1984』以来28年ぶり!

 現在のメンバーはこんな感じ。
Edward Van Halen(エドワード・ヴァン・ヘイレン) - Guitars, Keyboards & Chorus
Alex Van Halen(アレックス・ヴァン・ヘイレン) - Drums & Chorus
Wolfgang Van Halen(ヴォルフガング・ヴァン・ヘイレン) - Bass & Chorus
David Lee Roth(デイヴィッド・リー・ロス) - Lead Vocals

 エディとアレックスのヴァン・ヘイレン兄弟に、エディの息子がベースで参加。デイヴの復帰でオリジナルメンバーでの活動になるかと思ったらMichael Anthony(マイケル・アンソニー)は不参加(どうやら解雇されたっぽい。。)

 そんなメンバーでの再始動でどんな作品ができるのかと期待されたところに最初にアルバムからのリードシングルとして発表されたのがこの"Tattoo"です。US67位。いきなり"タットゥー、タットゥー"っていうコーラスから入る曲でミドルテンポなハードロック。日本人にもわかりやすいコーラスがイイ感じですね。思わずタトゥー、タトゥーって口ずさんじゃいます。エディがギター弾きまくってるのもイイ。歌詞は「タトゥー」を礼讃してるようにも取れるし、「見せかけのものに惑わされるな」って言ってるようにも取れますね。

 アルバム全体を聴いて思ったのは、良くも悪くもヴァン・ヘイレンらしさの溢れたアルバムかなと。さすがに今の時代感を求めてもしょうがないので、往年のメンバーが集まって、今でもこれくらいのクオリティの作品が作れるんだぞ!ってのが見せられただけでもリリースの価値はあると思います。このメンバーでのグレイテストヒッツ的なライブが観てみたいなぁ。ついでにSammy Hagar(サミー・ヘイガー)とGary Cherone(ゲイリー・シェローン)の時代のも。

(2012.06.15追記)
 14年ぶり(デイヴがヴォーカルとして来るのは79年以来33年ぶり!!)の来日公演が決まりました。これはぜひ行きたいですね。日程は以下。

■VAN HALEN JAPAN TOUR 2012
11月20日(火) 大阪市中央体育館
11月27日(火) 東京ドーム



■Van Halen 『A Different Kind Of Truth』
1. Tattoo
2. She’s The Woman
3. You and Your Blues
4. China Town
5. Blood and Fire
6. Bullethead
7. As Is
8. Honeybabysweetiedoll
9. The Trouble With Never
10. Outta Space
11. Stay Frosty
12. Big River
13. Beats Workin’
カテゴリ : Hard Rock / Heavy Metal ・ comments(0) K 
2012年02月27日(月)