1. K's今日の1曲
  2. American Rock
  3. Edith Piaf (Said It Better Than Me) / Sparks (Hippopotamus 収録)

 ロンとラッセルのメイル兄弟によるベテランバンド、Sparksスパークス)の2017年9月リリースの実に23作目となるアルバム『Hippopotamus』(全英7位)収録曲"Edith Piaf (Said It Better Than Me)"。

・Sparks - Edith Piaf (Said It Better Than Me) Official Video


 奇抜さは控えめに哀愁あるサウンドにメロディが素晴らしい曲ですね。ミュージックビデオもストーリー性があって面白いです。

 ちなみに歌詞に登場する"Je ne regrette rien"とはエディット・ピアフが歌ってヒットした曲で、"水に流して"という邦題で知られていて、「私は決して後悔しない」という意味だそうです。

・Edith Piaf - Non, Je ne regrette rien


 オリジナルとしては9年ぶりのこのアルバムは1974年作『』以来となる全英TOP10入り。その評価に違わぬ佳曲が多いですね。そんな久々の新作を引っ提げての来日公演もあります。東京はキネマ倶楽部での2days。私も参戦予定。2008年のフジロックで彼らのライブを見て余りのすばらしさに感動したのを思い出します。楽しみすぎる!

■Sparks 来日公演 2017
日程:2017年10月24日(火)、25日(水)
会場:東京・キネマ倶楽部
Open 18:00 / Start 19:00
25日はゲストでKIMONOS出演

<来日バックバンドメンバー>
Ba. Zach Dawes (Mini Mansions / The Last Shadow Puppets)
Key. Tyler Parkford (Mini Mansions)
Gt. Evan Weiss (Into It. Over It.)
Gt. Taylor Locke
Dr. Steven Nistor


Sparks -『Hippopotamus』収録曲リスト
1. "Probably Nothing"
2. "Missionary Position"
3. "Edith Piaf (Said It Better Than Me)"
4. "Scandinavian Design"
5. "Giddy Giddy"
6. "What the Hell Is It This Time?"
7. "Unaware"
8. "Hippopotamus"
9. "Bummer"
10. "I Wish You Were Fun"
11. "So Tell Me Mrs. Lincoln Aside from That How Was the Play?"
12. "When You're a French Director" (featuring Leos Carax)
13. "The Amazing Mr. Repeat"
14. "A Little Bit Like Fun"
15. "Life with the Macbeths" (featuring Rebecca Sjöwall)
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


【サイト内関連記事】
So Desu Ne / FFS (FFS 収録)
Sparks@東京キネマ倶楽部 感想&セットリスト

カテゴリ : American Rock ・ comments(0)  
2017年10月23日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. American Rock
  3. Johnny B. Goode / Chuck Berry (Chuck Berry Is on Top 収録)

 ロックンロールの創成期を代表する、というか創始者と言っても過言ではないミュージシャンのChuck Berryチャック・ベリー)が2017年3月18日午後1時26分(現地時間)亡くなりました。90歳。

 追悼の意を込めて数ある代表曲の中から"Johnny B. Goode"を紹介。

・Chuck Berry - Johnny B. Goode


 1958年3月31日にチェス・レコードからシングルとしてリリースされたこの曲は、米ビルボードチャートのHOT 100で8位、R&Bチャートでは2位を記録。歌詞はチャック・ベリーの自伝的な内容だと言われています。実際彼の出生地はセントルイスの「2520 Goode Avenue」というところらしく、ギタープレイが「Good」であることとかけているんだとか。

 その他のトリビアとしては、歌詞の「country boy」は元々「colored boy」だったのをラジオでかけてもらうために変えたとか、「Johnny」はバンドのメインピアニストのJohnnie Johnsonにインスパイアされたとか(この曲のレコーディングにはジョニーではなくLafayette Leakeがピアノで参加)色々あります。

 そして、何と言ってもイントロのギターリフ。このイントロを聴けばもうその他の説明は要らないというチャック・ベリー印。これを聞くと彼の映画『ヘイル・ヘイル・ロックンロール』でThe Rolling Stonesのキース・リチャーズが何度も弾き直しさせられてふてくされてたシーンを思い出します(笑)チャック・ベリーの死に際して多くのアーティスト、著名人が哀悼のコメントを出していますが、そんなキースのTwitterを貼り付けて終わりにしたいと思います。チャックがいなければローリング・ストーンズどころか、エルヴィス・プレスリーもジョン・レノンも世に出ず、そしてロックは存在しなかったでしょう。ご冥福をお祈りします。





Chuck Berry -『Chuck Berry Is on Top』収録曲リスト
01. "Almost Grown"
02. "Carol"
03. "Maybellene"
04. "Sweet Little Rock & Roller"
05. "Anthony Boy"
06. "Johnny B. Goode"
07. "Little Queenie"
08. "Jo Jo Gunne"
09. "Roll Over Beethoven"
10. "Around and Around"
11. "Hey Pedro"
12. "Blues for Hawaiians"
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


カテゴリ : American Rock ・ comments(0)  
2017年03月19日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. American Rock
  3. White Rabbit / Jefferson Airplane (Surrealistic Pillow 収録)

 "White Rabbit"は60年代アメリカ、サイケデリックムーブメントを代表するバンド、Jefferson Airplaneジェファーソン・エアプレイン)の代表曲。1967年6月にリリースされ、全米Billboard Hot 100で8位を記録しています。名盤の誉れ高い2ndアルバム『Surrealistic Pillow』(全米3位)収録。

・Jefferson Airplane -White Rabbit-


 作者は今作から加入した女性ボーカリスト、Grace Slickグレイス・スリック)。ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を歌詞のモチーフに使っていて、アリスが出てきたりその他の登場人物もでてきたりします。その不思議な世界観とドラッグによる幻覚作用が重ねあわせられていて60年代ならではって感じ。ドラムとベースによるリズムとグレイスのヴォーカルと低音が効いててすごくかっこいい曲です。超余談ですが、タイトルの"白いうさぎ"ってのと、テーマがドラッグ体験って考えると例のクスリで捕まったあの人(白いくすりと碧いうさぎの人)を思い出してしまいますね。。

 2016年1月28日、奇しくも同じ日に結成メンバーだったギタリスト/ヴォーカリストのPaul Kantner(ポール・カントナー)と初代ヴォーカルのSigne Toly Anderson(シグニー・トリー・アンダーソン)がともに74歳で亡くなっています。というわけで今日は追悼の意を込めてこの曲をセレクト(ちなみにシグニーはこの曲の時にはすでに脱退しています)。

 Jefferson Airplaneといえば、後にJefferson Starshipジェファーソン・スターシップ)、Starshipスターシップ)など改名や派生バンドがいっぱいいて、そっちの方もヒット曲が結構あったりして初心者には分かりにくいところがありますが、とりあえず硬派なロックサウンドが聴きたかったらまずはこの『Surrealistic Pillow』から入るのを個人的にはおすすめします。

 この曲同様、今作収録の大ヒット曲"Somebody to Love"(全米5位)と続けて演奏しているウッドストックのライブ映像をどうぞ。

・Jefferson Airplane -Somebody to love , White rabbit (live at Woodstock)



Jefferson Airplane -『Surrealistic Pillow』収録曲リスト
1. She Has Funny Cars
2. Somebody To Love
3. My Best Friend
4. Today
5. Comin' Back To Me
6. 3/5 of a Mile in 10 Seconds
7. D. C. B. A.-25
8. How Do You Feel
9. Embryonic Journey
10. White Rabbit
11. Plastic Fantastic Lover
12. In The Morning
13. J. P. P. Mc Step B. Blues
14. Go To Her
15. Come Back Baby
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする



カテゴリ : American Rock ・ comments(0)  
2016年02月01日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. American Rock
  3. God Only Knows / BBC Music (Brian Wilson、Pharrell、Lorde、One Direction 他)

 The Beach Boysザ・ビーチ・ボーイズ)の名曲"God Only Knows"(神のみぞ知る)を超豪華アーティストがカバー。英国放送協会のBBCが新たに『BBC MUSIC』という音楽サービスを始めたのを記念して制作されたもの。

・God Only Knows - BBC Music


 豪華アーティストと最初に書いたけど、これが誇張でもなんでもないのがミュージックビデオを見てもらえば分かると思います。その出演者一覧はこんな感じ。

・God Only Knows / BBC Music 出演者リスト(出演順)
Martin James Bartlett – celeste
Pharrell Williams
Emeli Sandé
Elton John
Lorde
Chris Martin(Coldplay)
Brian Wilson
Florence Welch(Florence + the Machine)
Kylie Minogue
Stevie Wonder
Eliza Carthy
Nicola Benedetti – violin
Jools Holland – piano
Brian May(QUEEN) – electric guitar
Jake Bugg
Katie Derham – violin
Lauren Laverne
Gareth Malone
Tees Valley Youth Choir
Alison Balsom – piccolo trumpet
One Direction
Zane Lowe
Jaz Dhami
Paloma Faith
Chrissie Hynde(The Pretenders)
Jamie Cullum
Baaba Maal
Danielle de Niese
Dave Grohl(Foo Fighters)
Sam Smith

 ね、豪華でしょ?もちろんビーチボーイズの頭脳、ブライアン・ウィルソン御大も参加されています。ブライアン・ウィルソンは「この曲が選ばれたことはとても名誉なこと」と語っています。こんな豪華なミュージシャン達がほとんどワンフレーズくらいしか歌っていないという贅沢な使い方。ジェイク・バグに至ってはラーラーラーっていうコーラスのみっていうね。個人的なツボとしてはブライアン・メイのギターが入ったとたん、そこだけクイーンに聞こえるというところと、やはり、ブライアン・ウィルソンの声が一番しっくりくるってとこかな。

 ミュージックビデオも出演者に負けず劣らず豪華で、ロンドンにあるAlexandra Palace(アレクサンドラ・パレス)が舞台になっています。1930年にはBBCテレビの試験テレビ局が設置された場所ということで、今回のこのプロジェクトにぴったりだったんでしょう。しかし、実際のアーティストの映像は合成で作られているんだとか。メインキングの様子もYouTubeにアップされているので、見てみると面白いですよ。

 PVのメイキング動画。
・God Only Knows: Behind the scenes - BBC Music


 ちなみにこの曲はBBCが恵まれない子供達のために行っているプロジェクト「BBC Children in Need 2014」のためのチャリティーシングルとしてりりーすされています。

■Brian Wilson & Various Artists - God Only Knows (Bbc Music)


【サイト内関連記事】
GOD ONLY KNOWS / THE BEACH BOYS (PET SOUNDS 収録)
That's Why God Made the Radio / The Beach Boys (That's Why God Made the Radio 収録)
We Wish You A Merry Christmas / Brian Wilson (What I Really Want for Christmas 収録)
カテゴリ : American Rock ・ comments(0)  
2014年11月02日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. American Rock
  3. That's Why God Made the Radio / The Beach Boys (That's Why God Made the Radio 収録)

 The Beach Boysザ・ビーチ・ボーイズ)が29枚目のアルバム『That's Why God Made the Radio』(邦題:『ゴッド・メイド・ザ・ラジオ〜神が創りしラジオ』)を2012年6月5日にリリース。

 タイトルトラック"That's Why God Made the Radio"はアルバムからの1stシングル。もうなんというか多くの人がイメージするビーチ・ボーイズそのもののサウンド、メロディ、コーラス。60年代の全盛期と比較しても遜色ないくらいの、まさに最高のビーチ・ボーイズ。ホントに70祭前後のおじいさんたちが作ったサウンド(まぁスタジオミュージシャンの演奏が大部分を占めるけど)とは思えないし上がりです。ミュージックビデオも、映画「アメリカン・グラフィティ」な感じになってて良いですね。

 今作に関していくつかのデータが。1つはバンドの50周年の記念となるアルバムであること。1992年の『Summer in Paradise』以来となるオリジナル作であること。ギタリスト&バッキングヴォーカルを務めるデヴィッド・マークが参加する1963年の『Little Deuce Coupe』以来の作品であること。1998年のカール・ウィルソン没後の初の作品であること。

 さらに今作は全米Billboardアルバムチャートで初登場3位を記録。驚くことに数多くのヒット作を持っている彼らにとって初登場でのTOP10入りは初めてらしい。またTOP5入りは1965年に最高位2位を記録した『Summer Days (and Summer Nights!!)』とのこと。

 でもそんな数々の記録よりも、Brian Wilsonブライアン・ウィルソン)がここまでガッツリと参加した作品になっていることが何十年も人間を捨ててた時期があるだけに嬉しいですね。

 そして、ビーチボーイズの来日も決定。ブライアン・ウィルソンを含めたメンバーで来日するのは、実に33年ぶり!次があるかわからないし、これは観たい!

■〈THE BEACH BOYS 50〉日程
2012.8.16(木) 東京 QVCマリンフィールド
2012.8.17(金) 大阪市中央体育館
2012.8.19(日) 名古屋 日本ガイシホール



【サイト内関連記事】
GOD ONLY KNOWS / THE BEACH BOYS (PET SOUNDS 収録)
We Wish You A Merry Christmas / Brian Wilson (What I Really Want for Christmas 収録)

カテゴリ : American Rock ・ comments(0)  
2012年07月04日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. American Rock
  3. GOD ONLY KNOWS / THE BEACH BOYS (PET SOUNDS 収録)

 THE BEACH BOYSザ・ビーチ・ボーイズ)によって1966年に発表されたロック史上に残る傑作『PET SOUNDS』(米10位・英2位)。その歴史的作品の中でもとりわけ燦然と輝く曲がこの"GOD ONLY KNOWS"(神のみぞ知る)です。"Wouldn't It Be Nice"のB面ながらシングルチャートで米32位・英2位を記録。ポップソング史上初めて"GOD"という言葉がタイトルに使われた曲とも言われています。

 シャンシャンシャンと優しく鳴るリズムの上を柔らかに流れるフレンチホルンの音色に導かれ始まるイントロからCarl Wilsonカール・ウィルソン)の"I may not always love you"(いかなるときにも君を愛するとは、言い切れないかもね)というラブソングとしてはいささか衝撃的なフレーズから歌が始まる曲。

 しかし、続く歌詞によって、「空に星がある限り、僕の君への思いは疑いようもないんだよ」、そして「君のいない僕の人生は、神様しか知らない(God Only Knows)」と、つまり「僕は常に君を必要としていて、君がいないことなんて想像もできないほど君が好き」つまり「君がいなければ僕は生きて行く意味すらない」歌われる歌。歌詞は、作詞家のTony Asherトニー・アッシャー)によるものですが、トニーとブライアンは話し合いを重ねており、ブライアンの心情が大きく反映された歌詞だといわれています。

 曲は弦楽四重奏が現れては消え、様々な音が加わっては消えながら進み、Brian Wilsonブライアン・ウィルソン)とBruce Johnstonブルース・ジョンストン)の輪唱のようなコーラスが加わって行きクライマックスを迎え、終わる。3分にも満たない短い曲ながら、多くの表情を見せ、聞く者に様々な感情をもたらす曲だと思います。

 当時、英米でお互いしのぎを削っていたThe Beatlesのポール・マッカートニーをして、「これは実に偉大な曲だ。僕はこの曲がたまらなく好きだ」と言わしめた曲でもあります。

 ちなみにこの曲を含め、『ペット・サウンズ』は楽器の演奏は全てビーチ・ボーイズ自身ではなく、腕利きのミュージシャンを集めてレコーディングされた、いわゆる「ブライアンのソロアルバム」という見方もあります。この曲でも当初はブライアン自らリードボーカルをとるつもりだったようですが、カールの声のほうがより曲にマッチすると判断してカールがリードをとることになったそうです。

・"God Only Knows"の参加ミュージシャン一覧
Hal Blaine - drums
Jesse Erlich - cello
Carl Fortina - accordion
Jim Gordon - percussion
Bill Green - flute
Leonard Hartman - clarinet, bass clarinet
Jim Horn - flute
Bruce Johnston - backing vocals
Carol Kaye - electric bass
Larry Knechtel - organ
Leonard Malarsky - violin
Jay Migliori - baritone saxophone
Frank Morocco - accordion
Ray Pohlman - electric bass
Don Randi - piano
Lyle Ritz - upright bass
Alan Robinson - French horn
Sid Sharp - violin
Darrel Terwilliger - viola
Brian Wilson - backing vocals
Carl Wilson - lead vocal, backing vocals

 ビートルズの『rubber soul』に影響を受けブライアンが作り上げた『PET SOUNDS』、さらにその影響からビートルズは『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』を作り上げたという話や、現在でこそ歴史的名盤という扱いを受けてはいるけど、発表当時は評価や売り上げにつながらなかったという話や、そこからその後の『SMILE』の挫折とブライアンの精神崩壊etc.・・・とこの時期のビーチ・ボーイズには語るべきところは多いのですが、その辺はもっと詳しい解説がこれまでもこれからもいっぱい出てくると思うのでそちらをご参照ください。

 最後に、最近読んだアルバム『PET SOUNDS』について書かれたジム・フジーリ著のノンフィクション作品『ペット・サウンズ』の翻訳を担当した作家の村上春樹の言葉を引用しておきます。
「世の中には二種類の人間がいる。『ペット・サウンズ』を好きな人と、好きじゃない人だ」と。それくらい『ペット・サウンズ』というのは、僕にとっても大事な意味を持つ音楽なのだ。
聴いてみてください。聴く価値のあるアルバムです。そして何度も聴き返す価値のあるアルバムです。


・The Beach Boysの『Pet Sounds』を試聴&ダウンロード⇒Pet Sounds (Mono / Stereo) - The Beach Boys

カテゴリ : American Rock ・ comments(0)  
2010年11月16日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. American Rock
  3. Have You Ever Seen the Rain? / Creedence Clearwater Revival (Pendulum 収録)

 CCRという略称でも有名なバンド、Creedence Clearwater Revivalクリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)の1971年に全米8位を記録したヒット曲"Have You Ever Seen the Rain?"。"雨を見たかい"という邦題もかなり有名です。数々のアーティストにカバーされ、もはやスタンダードと言っても過言ではない名曲です。

 一聴するとカントリータッチのどこかのどかな雰囲気もありますが、聴き進めると、John Fogertyジョン・フォガティ)のソウルフルなヴォーカルと哀愁のあるメロディに胸を鷲掴みされてしまいますね。

 この曲は、発表当時泥沼化していたベトナム戦争への反戦歌で、歌詞の「」がその戦争での「米軍によるナパーム弾による空爆の暗喩」というのが通説になっていましたが、当のジョン・フォガティ自身がインタビューで、
「『雨を見たかい』はCCRの崩壊についての歌なんだ。"Have you ever seen the rain coming down, sunny day?" の部分は、sunny dayが黄金時代のクリーデンスを示唆している。しかし、ぼくたちに雨が降り掛かって来るのが見えたということを言っているんだ」

と語っています。

 実際に、この曲が収録されている'70年のアルバム『Pendulum』は全米5位、全英18位のヒットを記録しているものの、前作『Cosmo's Factory』が英米ともに1位を獲得したのに比べると見劣りするし、'71年にはジョンの兄トムの脱退があり、次作『Mardi Gras』の商業的失敗後に解散というバンドの状況を的確に表していたのは確かですね。

 まぁ当時アメリカのラジオで放送禁止になったそうだし、反戦歌の意味合いがあったかどうか、曲の真意はともかく、こういう歴史に残る名曲は、意図せずともその時代をとらえてしまうものなんだなって思います。

 そんな元CCRのジョン・フォガティは、ついにフジロックにて38年ぶりの来日を果たします。ライブではCCRの曲もやってるみたいなので、きっとこの"Have You Ever Seen the Rain?"もやってくれることでしょう。その時は、2年前のTravisの時のように雨が降ったりして。。(その時は、急きょ演奏順を変えて"Why Does It Always Rain On Me"を演奏しました)


カテゴリ : American Rock ・ comments(0)  
2010年07月28日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. American Rock
  3. The Loco-Motion / Grand Funk (Shinin' On 収録)

 Grand Funk Railroadグランド・ファンク・レイルロード)が'74年に発表した全米No.1の大ヒット曲"The Loco-Motion"(当時のバンド名はGrand Funk)。1974年のビルボード年間ランキング16位となったアルバム『Shinin' On』(邦題『輝くグランド・ファンク』)収録。プロデュースはTodd Rundgrenトッド・ラングレン)。もともと有名な曲ですが、現在(2009年)ソフトバンクのケータイのCM(SMAPが5人全員でてるやつ)でも使用されているので意識せずともほとんどの人が耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 "ロコ・モーション"は元々は1962年にLittle Evaリトル・エヴァ)が歌いこれまた全米1位を獲得していた曲。しかも、Carole Kingキャロル・キング)とGerry Goffinジェリー・ゴーフィン)により制作。なんとリトル・エヴァはその2人の子供のベビー・シッターだったそうです。

 そんな60年代のR&Bヒットをハード・ロックバンドであるグランド・ファンクがカヴァーしたわけですが、これがまた彼らのサウンドにハマり大ヒット。印象的なコーラス部分もサウンドに意外とピッタリですね。まぁ元歌がしっかりしてるのでどんなサウンドにもあるのかも知れないですが・・・。ちなみにこの曲はローリングストーン誌のオールタイムベスト500の350位にも選ばれています。

 この曲にはカヴァーヴァージョンがいっぱい。1番有名なのがこのグランド・ファンクヴァージョンですね。次に有名なのはKylie Minogueカイリー・ミノーグ)ヴァージョンでしょうか。そちらは全米3位になっています。他にもSylvie Vartanシルヴィ・ヴァルタン)によるフランス語、伊藤ゆかりによる日本語カヴァーなどもあります。日本語といえばオレンジ・レンジの"ロコローション"事件(ってほどのことでもないか)なんてものも・・・

 まぁGrand Funk Railroadにはこの曲以外にもカッコイイ曲が結構あるので、この曲で気になった人はとりあえずベスト盤でも聴いてみるのをオススメします。ライブ盤でもいいかな。


カテゴリ : American Rock ・ comments(0)  
2009年11月11日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. American Rock
  3. Like a Hurricane / Neil Young and Crazy Horse (greatest hits 収録)

I am just a dreamer, but you are just a dream, You could have been anyone to me.
Before that moment you touched my lips That perfect feeling when time just slips
Away between us on our foggy trip♪


 カナダが生んだ偉大なシンガー・ソングライター(ってほんとは一言で紹介しきれないんだけど・・・)、ニール・ヤングの40年にも及ぶそのキャリアをまとめたベスト盤に収録された彼の代表曲(オリジナルは'77年の「American Stars N' Bars」収録)

 無骨な見た目からは想像できないか細いニールの声が盟友を引き連れた圧巻の演奏に哀愁をもたらしていてかなり泣ける曲。ニールのヘタウマなギターもかなり泣いています。特に'01年のフジのグリーンステージのギターバトル(この曲だけで20分、全編で2時間半のライブ)は今でも語り草ですね。

 このベスト盤を聞いてもらえばわかるように、この数曲だけとっても時代によってそのスタイルを変えています。ぜひオリジナルアルバムを聞いてみるのをオススメします。

 音楽性を変えるという意味では、デビッド・ボウイあたりにも引けをとらないんじゃないかと。まぁボウイのようなスマートさはないけど、その不器用な感じもニールの魅力じゃないでしょうか。

カテゴリ : American Rock ・ comments(0)  
2007年05月27日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. American Rock
  3. Ohio / Crosby, Stills, Nash & Young (greatest hits (neil young) 収録)

Gotta get down to it Soldiers are gunning us down Should have been done long ago.
What if you knew her And found her dead on the ground
How can you run when you know?


 元The Byrdsデビッド・クロスビー、元Buffalo Springfieldのスティーブン・スティルス、元The Holliesのグラハム・ナッシュによって結成されたスーパーグループ、CS&Nに元バッファロー・スプリングフィールドニール・ヤングを加えて4人組CSN&Yとして発表したシングル曲。曲はニールによる楽曲。

 この曲の主題は、1970年にオハイオ州ケント大学で起きた州兵によって4人の学生が狙撃されて死亡するという事件についてである。この事件がおきたのが6月で、この曲が発表されたのが8月。ニール・ヤングという人物の世の中に対する敏感さに脱帽である。あの9.11の事件の後に、放送が規制されていたJohn Lennonの"Imagine"を真っ先にカヴァーしたとこに彼の衰えぬ反骨精神を感じました。

 で、サウンド自体に関してですが、このバンド(とうかユニット)の特徴であるフォークロック的なサウンドに4色のコーラスが絡む音としても素晴らしい作品だと思います。


カテゴリ : American Rock ・ comments(0)  
2007年04月21日(土)

Related Posts with Thumbnails