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  3. Reach Out I’ll Be There / The Jaded Hearts Club (You’ve Always Been Here 収録)

 スーパーバンド、The Jaded Hearts Clubザ・ジェイディッド・ハーツ・クラブ)が2020年10月2日にアルバム『You’ve Always Been Here』をリリース。"Reach Out I’ll Be There"はアルバムに収録予定曲で、フォー・トップスの1966年の全米・全英1位を獲得した大ヒット曲のカバー。

・The Jaded Hearts Club - Reach Out I'll Be There (Official Video)


 オリジナルを聴いてもらえればわかると思うけど、メインボーカルももちろんながらコーラスが激カッコいい曲で、それを見事によりロックアレンジでカバーしてるのが最高です。↓がオリジナル。

・The Four Tops- (Reach Out) I'll Be There (1966)


 さてさて、スーパーバンドって冒頭で書いたけど、誰がメンバーかと言うとこんな感じ。

■The Jaded Hearts Clubとは
・メンバー
Matt Bellamy (bass, backing vocals, production)
Graham Coxon (lead guitar, backing vocals)
Miles Kane (lead vocals)
Nic Cester (lead vocals)
Sean Payne (drums, backing vocals)
Jamie Davis (rhythm guitar, backing vocals)

 Museのマシュー・ベラミーに、Blurのグレアム・コクソンなんて豪華なメンバーなのに、マシューがボーカルじゃなくて(しかもギターでもなく)ベースってところが豪華さを際立たせますね。そんなマシューを押しのけてボーカルをとるのはこの"Reach Out I’ll Be There"でもボーカルをとるJetのニック・セスターやThe Last Shadow Puppetsなどで知られるマイルズ・ケインだったりします。元々The Beatlesのカバーをするために結成されたってことなので、マシューのボーカルよりもよりロックンロールな声をもつ2人の方が適任ですね。

 ちなみにバンド名はビートルズの「Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band」をもじって「Dr. Pepper's Jaded Hearts Club Band」と名乗ってたらしい。サージェント・ペッパーのアルバムジャケットのようにわいわい人が集まる感じでメンバーも固定ではないのかも。一応、オフィシャルサイトに載ってたメンバーを書いたけど、この曲ではThe Zutonsのショーン・ペインではなくMuseのドミニク・ハワードがドラムを叩いています。

 しかし、この曲がレコーディングされたのはコロナ禍でロックダウンの真っ只中。メンバーが集まることは簡単ではなく、レコーディングは別々に行われています。こちらのNMEの記事によるとマシューとジェイミー(グレアムとTranscopic Records共同運営している人)がオンラインで曲のアイディアを練っている時に、フォー・トップスが1967年にパリで行ったこの曲のパフォーマンスに出会い、このエネルギー溢れる感じが今この時に必要だという思いで、3カ国にまたがるメンバーでカバーすることにしたそう。この歌えるメンバーたちが集まっただけあって、高揚感溢れる声のパワーがオリジナルに匹敵するできになっていると思います。これを聴きながら暗い雰囲気を吹き飛ばそう!ミュージックビデオもめっちゃかっこいいので見てね。

 アルバムも10月に出るのでそちらも楽しみ。2020年は無理だろうけど、いつかライブツアーで日本にもきて欲しいね。


The Jaded Hearts Club -『You’ve Always Been Here』収録曲リスト
1. We’ll Meet Again
2. Reach Out I’ll Be There
3. Have Love Will Travel
4. This Love Starved Heart Of Mine (It’s Killing Me)
5. Nobody But Me
6. Long and Lonesome Road
7. I Put A Spell On You
8. Money (That’s What I Want)
9. Why When The Love Has Gone
10. Love’s Gone Bad
11. Fever
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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2020年08月02日(日)

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