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渋谷のシネマライズにて「アイム・ノット・ゼア / I'M NOT THERE」って映画を観てきた。
音楽史史上最高の詩人、Bob Dylanの伝記映画。
公式サイト



監督は、『ベルベット・ゴールドマイン』(1998)、『エデンより彼方に』(2002)のトッド・ヘインズ。

ただの伝記ではなく、ボブ・ディランのもつ6つの側面
無法者」・「革命家」・「詩人」・「放浪者」・「映画スター」・「ロックスター」を
6人の俳優がそれぞれ演じるというもの。

その6人とは、
リチャード・ギアクリスチャン・ベイルベン・ウィショーマーカス・カール・フランクリンヒース・レジャーケイト・ブランシェット

黒人の少年マーカスの演じる"放浪者"、
今年1月に28歳という若さで亡くなったヒース・レジャー演じる"映画スター"、
そして、女優のケイト・ブランシェット演じる"ロックスター"
が見ものでしょう。

特に、この役でヴェネチア映画祭の最優秀女優賞とゴールデングローブの助演女優賞を獲得したケイトのかっこよさは必見。


ディランが、デビュー前に敬愛するウディ・ガスリーが入院している病院を訪ねたという実話の時代を黒人の少年に演じさせる(役名はずばり「ウディ」)とこは、ディランがブルースやフォーク、そしてロックンロールに衝撃を受けたであろう少年時代を表現するのにぴったり。

ヒース・レジャー演じる"映画スター"では、シャルロット・ゲンズブール(いわずと知れた、セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンの娘)演じるフランス人女性との熱い恋愛〜破局を描くところでは、あの名作(超大好き)『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』のジャケットで女性と二人寄り添って歩く姿を連想させるシーンが出てきてニヤッとさせられます。

そして、本作の最大の見所はやはり、この役でアカデミー賞にもノミネートされたケイト・ブランシェット演じる"ロックスター"(役名の"ジュード"はThe Beatlesの"Hey Jude"からきてるのかな?)。アコースティック・ギターからエレキギターへ持ち替え、フォークからロックへと転身した、もっとも過激で激動の時代のボブ・ディランの怪しい魅力を再現するのに、女優であるケイト・ブランシェットを起用したトッド・ヘインズはすごいと思います。それを見事に演じきったケイト・ブランシェットはもっとすごい。

この時代といえばもちろん、マーティン・スコセッシ監督によるドキュメンタリー映画『ノー・ディレクション・ホーム / No Direction Home』にも描かれた超有名なあのイギリスのマンチェスター公演での、客に「裏切り者!」と叫ばれるシーンも出てきます。(あ、ジュードってのはここのJUDE(ユダ)からきてるのかな?)


そんな、6つの物語がそれぞれ独立して進みながらも、それが複雑に絡み合っていって1つの物語になってく。

それぞれがディランであって、ディランでない(役名が全部違う)、どれが事実で、どれがフィクションなのかわからない、時系列になってるようでなっていない不思議な映画。

でも、無茶苦茶面白かった♪

正直、ディランについての知識がそこそこある私のような人でも「ぶっ飛んだ」映画という印象があった。これって全くディランのことを知らない人が観たらどう思うんだろう?
個人的には知らなくても楽しいとは思うんだけど。

もしあまりディランを知らずにこの映画を観て、「イマイチだなぁ」って思った人がいたら、ぜひちょっとでいいからディランのことを調べてもう一回観るのをオススメします。


●上映時間:136分・PG-12
●配給:2007米/ハピネット=デスペラード
●スタッフ&キャスト:
[監督][脚本]トッド・ヘインズ
[出演]クリスチャン・ベール,ケイト・ブランシェット,リチャード・ギア,ヒース・レジャー
ベン・ウィショー,マーカス・カール・フランクリン,ジュリアン・ムーア

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2008年05月01日(木)

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