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BRASSNECK / THE WEDDING PRESENT (BIZARRO 収録)
カテゴリ・タグ:UK Rock (1990年代以前)
2010.05.06
ksmusic最新情報
英リーズにて結成された4人組ロックバンド、THE WEDDING PRESENT(ザ・ウェディング・プレゼント)の1989年リリースの2ndアルバム『BIZARRO』(全英22位)収録曲"BRASSNECK"。シングルとしてもリリースされUKチャート24位を記録。
イントロからギャリギャリ鳴り響くギター、そこに加わってくるうねるベースとドラムのグルーヴのかっこいい疾走感のある曲。イアン・カーティスにちょっとモリッシーを足したようなDavid Lewis Gedge(デイヴィッド・ルイス・ゲッジ)の声も素敵。タイトル"BRASSNECK"は、「brass neck」(厚顔)のことでしょうか。別れた(別れる寸前?)彼女へ、サビの部分では「お前は恥知らずでずうずうしい(厚顔)」と罵り精一杯強がって見せるものの、結局は未練タラタラの歌詞がいいですね。最後に"He won't object! Keep writing to me Just don't forget you ever knew me"「僕のこと忘れないで!」と言っちゃうところなんて特に。
さらに"BRASSNECK"は米インディー界の鬼才Steve Albini(スティーヴ・アルビニ)のもとで再レコーディングされたヴァージョンもあります。アルビニ節の効いた仕上がりになってて、さらにかっこよかったりします。そして、そのアルビニを迎えて制作された次作『Seamonsters』は全英13位と彼ら最大のヒット作になります。
アルバム『BIZARRO』全体を通して、恋愛関係を歌った(そのどれもが惨めな男(ゲッジ本人?)が登場)歌詞を、ラウドで切れ味鋭く疾走感のあるギターサウンドで奏でられる作品になっています。特にシングルリリースされ33位を記録した"Kennedy"や9分を超える大作"TAKE ME!"辺りは出色の出来ですね。ちなみにタイトル『ビザーロ』とは、スーパーマンに登場する、敵が作ったスーパーマンのコピーロボットのことらしいです。
今作を聴いていると、80年代のポストパンクと90年代のブリットポップ、そして80年代後半から90年代半ばまでのUSオルタナロックを繋ぐようなバンドだったんだなぁって思ったりします。
このアルバムの後、数作出してTWPは1997年1月には一旦活動休止。ゲッジは、恋人のSally Murrell(サリー・マーレル)と組んだユニットCINERAMA(シネラマ)でも活動していましたが、徐々にTWPの音楽性に近づいて行ったのに加え、サリーとの破局もあり、04年当時のシネラマのメンバー4人でTHE WEDDING PRESENTとして再始動。現在までにアルバム2枚を発表しています。
そして、そんな再始動THE WEDDING PRESENTが16年ぶりとなった昨年の来日公演に続いて今年2010年も、明日5月7日に来日公演が東京は渋谷O-WESTにて行われます。今回はこの『BIZARRO』をアルバムの曲順に再現するという特別公演。ゲストには日本からQomolangma Tomatoとbloodthirsty butchersの参加が決定しています。
・THE WEDDING PRESENTの楽曲を試聴&ダウンロード⇒
イントロからギャリギャリ鳴り響くギター、そこに加わってくるうねるベースとドラムのグルーヴのかっこいい疾走感のある曲。イアン・カーティスにちょっとモリッシーを足したようなDavid Lewis Gedge(デイヴィッド・ルイス・ゲッジ)の声も素敵。タイトル"BRASSNECK"は、「brass neck」(厚顔)のことでしょうか。別れた(別れる寸前?)彼女へ、サビの部分では「お前は恥知らずでずうずうしい(厚顔)」と罵り精一杯強がって見せるものの、結局は未練タラタラの歌詞がいいですね。最後に"He won't object! Keep writing to me Just don't forget you ever knew me"「僕のこと忘れないで!」と言っちゃうところなんて特に。
さらに"BRASSNECK"は米インディー界の鬼才Steve Albini(スティーヴ・アルビニ)のもとで再レコーディングされたヴァージョンもあります。アルビニ節の効いた仕上がりになってて、さらにかっこよかったりします。そして、そのアルビニを迎えて制作された次作『Seamonsters』は全英13位と彼ら最大のヒット作になります。
アルバム『BIZARRO』全体を通して、恋愛関係を歌った(そのどれもが惨めな男(ゲッジ本人?)が登場)歌詞を、ラウドで切れ味鋭く疾走感のあるギターサウンドで奏でられる作品になっています。特にシングルリリースされ33位を記録した"Kennedy"や9分を超える大作"TAKE ME!"辺りは出色の出来ですね。ちなみにタイトル『ビザーロ』とは、スーパーマンに登場する、敵が作ったスーパーマンのコピーロボットのことらしいです。
今作を聴いていると、80年代のポストパンクと90年代のブリットポップ、そして80年代後半から90年代半ばまでのUSオルタナロックを繋ぐようなバンドだったんだなぁって思ったりします。
このアルバムの後、数作出してTWPは1997年1月には一旦活動休止。ゲッジは、恋人のSally Murrell(サリー・マーレル)と組んだユニットCINERAMA(シネラマ)でも活動していましたが、徐々にTWPの音楽性に近づいて行ったのに加え、サリーとの破局もあり、04年当時のシネラマのメンバー4人でTHE WEDDING PRESENTとして再始動。現在までにアルバム2枚を発表しています。
そして、そんな再始動THE WEDDING PRESENTが16年ぶりとなった昨年の来日公演に続いて今年2010年も、明日5月7日に来日公演が東京は渋谷O-WESTにて行われます。今回はこの『BIZARRO』をアルバムの曲順に再現するという特別公演。ゲストには日本からQomolangma Tomatoとbloodthirsty butchersの参加が決定しています。
・THE WEDDING PRESENTの楽曲を試聴&ダウンロード⇒
・The Wedding Present - Brassneck. Black Cat, Washington, DC, April 9, 2010