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  3. Die Young / BLACK SABBATH (HEAVEN AND HELL 収録)

 ヘヴィ・メタル史に名を残す名ヴォーカリストRonnie James Dioロニー・ジェイムス・ディオ)が、2010年5月16日に胃癌により逝去されました。追悼の意をこめて今回はロニーが在籍したBLACK SABBATHブラック・サバス)の"Die Young"を紹介。

 まずBLACK SABBATHといえばOzzy Osbourneオジー・オズボーン)を頭に思い浮かべますが、そのオジー脱退(解雇?)後、ロニーを新ヴォーカリストに迎えた新生サバスが1980年に発表した第1弾アルバム(通算9作目)『HEAVEN AND HELL』にこの"Die Young"は収録されています。アルバムは全英9位・全米28位を獲得しアメリカだけでもミリオンを達成するヒットになっており、シングルとしてリリースされた"Die Young"もUKシングルチャートで41位を獲得。

・『HEAVEN AND HELL』制作時のブラック・サバスのメンバー。
Ronnie James Dio(ロニー・ジェイムス・ディオ) – vocals
Tony Iommi(トニー・アイオミ) – guitar
Geezer Butler(ギーザー・バトラー) – bass
Geoff Nicholls(ジェフ・ニコルズ) – keyboards
Bill Ward(ビル・ワード) – drums

 霧が立ち込めるようなシンセサイザーの淡い音色をバックにトニー・アイオミのギターがむせび泣くイントロから、ヘヴィなベースとドラムが合流し一気に速度と激しさを増し疾走するメタルナンバー。ギーザー・バトラーのベースのカッコよさがハンバない。そこに飛び込んでくるロニーのヴォーカル。明らかにオジーとは性質の違うその伸びやかな声と歌い方はそれまでのサバスとは一線を画すものとなっています。アイオミ自身も「ロニーのヴォーカルのアプローチの仕方が曲作りに別のアングルを与えた」と語っています。

 曲の最後の"DIE YOUNG, DIE YOUNG, DIE YOUNG・・・"と連呼するところとかむちゃくちゃかっこいいですね。直訳すると「死ね、若く」となるんでしょうか。しかし、ロニーによる"So live for today Tomorrow never comes"って歌詞がいいですね。私は「常に若く、今を生きろ」っていう意味で勝手に解釈してます。それにしてもロニー、67歳で逝くとは・・・。まだ若いよ。R.I.P.。

 アルバム全体としても1曲目を飾るハードなリフがカッコイイ"Neon Knights"や、これまでのサバスの重さも感じられるタイトルトラック"Heaven and Hell"等名曲ぞろい。ヘヴィメタル史上に燦然と輝く名盤としての評価を得ているのも納得。それもこれも不世出のシンガー、ロニー・ジェイムス・ディオのおかげか。だって普通のシンガーならオジーの後に入ることすら恐れ多くてできないもんね。

 ちなみにロニーと言えば、Elf、Rainbow、自身のバンドDIO、HEAVEN AND HELLなどどれも要チェックですね。というか私自身もレインボー以外はあんまり知らないのでこれを機にチェックしよう。

 最後に、ロニーの死に寄せられた音楽界からの追悼コメントをまとめておきます。

・トニー・アイオミ(ブラック・サバス)
「昨日、5月16日朝、俺の大事な、大事な友人ロニー・ジェイムズ・ディオが亡くなった。本当にショックだ。彼が行っちまったなんて信じられない。ロニーはまれに見るいい奴だった。俺たち、一緒に素晴らしい時間を過ごしたよ。彼の横でプレイできたことを本当に誇りに思ってる。彼の音楽は永遠に生き続けるだろう」

・ギーザー・バトラー(ブラック・サバス)
「彼は友だち、音楽仲間、バンドメイト以上の存在だった」

・リッチー・ブラックモア(元レインボー、元ディープ・パープル)
「ロニーはユニークで素晴らしい声を持っていた。ロックンロールの世界は彼の死を深い悲しみをもって惜しむことになるだろう」

・オジー・オズボーン(ブラック・サバス)
「ロニー・ジェイムズ・ディオが亡くなったと聞いて、とても悲しく思っている。メタル界は、偉大なヴォーカルの1つを失ってしまった。彼の家族、そして多くのファンに深い追悼の意を捧げます。Love and respect」

・グラハム・ボネット(元レインボー)
「いい友達であり、レインボーでプレイすることに懐疑的だったとき道筋を描いてくれたことを感謝したい。ありがとう、ロン!。ロニーは1人だけだ」

・ラーズ・ウルリッヒ(メタリカ)
「1975年、ディープ・パープルのオープニングでエルフにいたあなたを初めて見たとき、そのボーカル、存在感、自信に圧倒された。ロニー、あなたの声は俺に衝撃と力を与えた。あなたの音楽は俺にひらめきと影響を与えた。あなたの優しさは俺に感動を与えた。ありがとう」

・ブライアン・メイ(クイーン)
「僕は、ロニーをヘヴィ・メタルというジャンルの創造者の1人だと思っている。彼がデビル・サインを発明したのかどうかは知らないが、あのシンボルをメタル界の普遍のシンボル、世界的なシンボルにしたのは間違いなく彼だ。彼の歌詞は独特。ダークで神秘的。ヘヴィ・メタルの1つのスタイルを築き、多くのバンドに影響を与えた」

・KISS(メンバー連名)
「そのエネルギッシュなボーカル能力に加えて、ロニーは俺たちや周りにいる全ての人に常に素晴らしい温かさや友情を与えてくれた、真の紳士だった。彼の不在を寂しく思うことだろう」

・スラッシュ(元ガンズ・アンド・ローゼズ)
「彼は多大な影響力であり、へヴィメタル史に残るシンガーだった」


なお、5月30日にハリウッドにある霊園、フォレスト・ローン・ハリウッド・ヒルズ内のホール・オブ・リバティにて、現地時間の午後2時からでロニー・ジェイムズ・ディオの追悼式が開かれることが発表されています。

・Black Sabbathの楽曲を試聴&ダウンロード⇒Black Sabbath


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カテゴリ : Hard Rock / Heavy Metal ・ comments(2)  
2010年05月21日(金)

COMMENT
K    (2010.05.27 Thu 21:35)
>ヒデさん
コメントありがとうございます。
ヒデさんのように彼に人生を変えられた人は世界中にいっぱいいるんでしょうね。
ご冥福お祈りします。
ヒデ    (2010.05.22 Sat 21:40)
アルバム「HEAVEN AND HELL」を初めて聞いたときの衝撃は今でも鮮明に覚えています。そのアルバムに出会っていなかったら今の自分はなかった。「HEAVEN AND HELL」は僕のバイブル。それを作り上げた神の一人が逝ってしまった。深い悲しみの底から抜け出せない。
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