<< Ready To Start / Arcade Fire (The Suburbs 収録) home Only Girl (In the World) / Rihanna (LOUD 収録) >>
  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2011)
  3. STING@日本武道館 「STING SYMPHONICITY JAPAN TOUR」 感想&セットリスト

今日はSTINGスティング)の『STING SYMPHONICITY JAPAN TOUR』の東京公演、日本武道館公演初日に行ってきました。(東京は武道館で3days)

武道館イメージ画像

"SYMPHONICITY"(Symphony + Synchronicity?)と題されているだけあって、今回のツアーは、東京ニューシティ管弦楽団(指揮:スティーヴン・マーキュリオ)を率いての、ソロやThe Police時代の曲をオーケストラアレンジしてのライブです。

Royal Philharmonic Concert Orchestraを招いて録音して昨年リリースしたアルバム『Symphonicities』をフォローするワールドツアーの一環ですね。

東京ニューシティ管弦楽団以外のバンドメンバーはこちら。

ギター:Dominic Miller
ベース:Ira Coleman
パーカッション:Rhani Krija
パーカッション:Davia Cossin
コーラス:Jo Lawry

ちなみに、実は私が生まれて初めて買った洋楽のCDがSTINGの『Mercury Falling』だったりします。

で、ライブ。

まずは定刻よりちょっと遅れて、オーケストラがスタンバイし暗転。
バンドメンバーが出てきて演奏が始まってから満を持してスティング登場!

1曲目は"If I Ever Lose My Faith In You"。
この曲の雰囲気的にはオーケストラアレンジはすんなりはまりますね。

それにしてもスティングのルックス。
今年で60歳を迎えるとは思えないスリムな体型に細身のジャケットがピッタリ。
英国の伊達男って感じですね。
(イングリッシュマン・イン・武道館ですねぇ)

2004年に同じく武道館で観たDavid Bowie(当時57歳)もカッコ良かったけど、それに負けないくらい。


続く2曲目、軽快なポリス時代のナンバー"マジック"の後に今日最初のMC。

いきなり日本語で「コンバンワ」。
以下、英語で「日本のミュージシャンと共演するのは初めて」とかいう話をした後、メンバー紹介。

最後に、東京ニューシティ管弦楽団からソプラノサックスの人が1人前に出てきて紹介され、始まったのは、もちろんあの名曲。
そう、"Englishman In New York"
原曲ではブランフォード・マルサリスがサックス吹いてますよね。
(その後も、東京ニューシティ管弦楽団から誰かフィーチャーされるときは個人名をスティングが紹介してました)
間奏のソロでは、スティングがすぐ後ろの指揮台に座って、サックスを吹く女性を見上げたりしてた。
"マジック"の時のコーラスはちょっと不発に終わったけど、この曲では客の合唱もバッチリ決まりましたね。
管弦楽団の最後列のホーンの人達やティンパニや木琴の人達のダンスも良かった。


続いて、スティングがガットギターを弾きながらしっとりとポリスの"ロクサーヌ"を歌いあげる。
原曲とは雰囲気が全く異なるのも今回のライブの魅力の1つですね。

変拍子が楽しい『Nothing Like the Sun』収録の"Straight to My Heart"、男女2人のダンサーが登場し社交ダンス(?)を披露した"When We Dance"と続いた後は、スティングがちょっとだけ舞台わきへ。

そして、壮大なオーケストラとともに始まったのが"ロシアンズ"。
このアレンジむちゃくちゃかっこいい。

壮大な"ロシアンズ"に続いて上述の『Mercury Falling』から"I Hung My Head"をやった後は、ギタリストのドミニクをフィーチャーしてしっとりと"Shape of My Heart"。
超ウットリ。

そのまま、チェロをフィーチャーした"Why Should I Cry for You?"、ヴァイオリンとコーラスのジョーをフィーチャーした"Whenever I Say Your Name"、そして"Fields of Gold"と静かめの曲が続く。

ここでMCで、「次の曲で第1部が終わり、20分のインターバルを挟む」ことが告げられる。
そして、「All I want is to」と歌詞の一節を繰り返した後に始まったポリスの"Next to You"で、この日一番のロックンロールで会場を熱狂させて第1部終了。


ここで20分の休憩。まさにクラシックのコンサートみたいですね。


第2部は、スティングがエレキを弾く"A Thousand Years"からスタート。
続く"This Cowboy Song"では、ガットギターのスティングとベースのイラ、ギターのドミニク、そして、コーラスのジョーもギターを抱え(弾いてはいなかったね)、4人で横1列に並んでダンスを披露し、盛り上がった。

"バーボン・ストリートの月"の前にはロングコートのようなものに衣装チェンジ。
袖の部分の裏地が赤くなってて、MCでヴァンパイアがどうのこうのって言った後、「キュケツキッ(吸血鬼)」って日本語でスティングが言ったのが面白かった。
曲の途中には、スティングがテルミンを演奏し、曲の雰囲気に合ったイメージビデオがスクリーンに映し出されて演出としても面白かったです。
最後には、スティングが狼男のように「ワオーン」って遠吠えしてた。


ここから不勉強ながら知らない曲が数曲続く。
まぁ、知ってる有名な曲は新しいアレンジに驚き、知らない曲は初めて聞くから新鮮だし、このツアーはどちらにしろ楽しめるからいいですね。

ちなみに"You Will Be My Ain True Love"とかは、アリソン・クラウスとのデュエット曲のようで、だからジョーとデュエットしてたんですね。


"Mad About You"が終わり、今回のライブの個人的ハイライトへ。
"King of Pain"〜"見つめていたい"というポリス時代の『シンクロニシティ』からの大ヒットナンバーの連打。

個人的には特に"King of Pain"は"見つめていたい"よりも好きだったりするので超テンション上がった。
ドミニクが前に出てきてギターソロを披露したときとか特に。
そして、一瞬のブレイクの瞬間、指揮者の指揮のもとに管弦楽団の方々が前かがみになって、そして、一気に身を起して演奏が爆発するとか、もう最高でした。


そして、"見つめていたい"の盛り上がりは言わずもがな。
この曲知らない人なんているんですかね。
(今だと、究極のストーカーソングって感じもしますが。。)


そんな感じで本編は大団円。
バンドメンバーが前に出て手をつないで挨拶して、一旦はける。

もちろんアンコールも。

アンコール1発目の"Desert Rose"はパーカッションをフィーチャー。
原曲ではシェブ・マミというアフリカの歌手の方の歌がフィーチャーされてる曲ですね。
この曲、かなり好きです。
中近東っぽい感じのコーラスメロディがたまらない。
スティングの怪しいダンスも相まって、本編最後の2曲にも負けないくらいの盛り上がりでした。

この曲が終わり、またメンバー揃って挨拶して退場。

この曲で終わりでも全然満足だったんだけど、さらにアンコール。

軽快なロックナンバー"She's too good for me"へ。
その軽快な音楽にのって、ジョーが踊りまくるんだけど、その姿に魅了されて全然スティングを観てる暇がなかった(笑)
カメラ(この日はテレビカメラが入ってた感じがしたけど、いつかどこかで放送されるんでしょうか?)もジョーをずっと映してましたね。


ここから一転、スティング自らクラシックギターを爪弾きながら"Fragile"。
曲の最後に「STING FRAGILE」って書かれた譜面がスクリーンに映されたのがなんか良かったなぁ。


バンドメンバーとスティングが一旦はけた後、三度、スティングだけ登場。

そして、日本語で「もう1回?」って言ってから、最後"I Was Brought To My Senses"をアカペラで披露してライブ終了。
これも私が初めて買った洋楽のCD『マーキュリー・フォリング』からの曲で嬉しかったな。

歌い終わりに「トーキョー、アリガト」って言ってスティングは去っていきました。
最後までカッコイイ。。

20分のインターバルを挟みつつも全27曲、2時間半以上のライブの間ずっと声量が落ちないスティングに魅了された一夜でした。


以下、セットリスト。

2011.01.17 STING@日本武道館 『STING SYMPHONICITY JAPAN TOUR』 Setlist

---First Set---
01. If I Ever Lose My Faith In You
02. Every Little Thing She Does Is Magic (The Police cover)
03. Englishman In New York
04. Roxanne (The Police cover)
05. Straight to My Heart
06. When We Dance
07. Russians
08. I Hung My Head
09. Shape of My Heart
10. Why Should I Cry for You?
11. Whenever I Say Your Name
12. Fields of Gold
13. Next to You (The Police cover)
---Second Set---
14. A Thousand Years
15. This Cowboy Song
16. Tomorrow We'll See
17. Moon Over Bourbon Street
18. The End of the Game
19. You Will Be My Ain True Love
20. All Would Envy
21. Mad About You
22. King of Pain (The Police cover)
23. Every Breath You Take (The Police cover)
---encore1---
24. Desert Rose
---encore2---
25. She's Too Good for Me
26. Fragile
---encore3---
27. I Was Brought To My Senses(アカペラ)

・STING SYMPHONICITY JAPAN TOUR 日程
2011/01/13 大阪市中央体育館
2011/01/14 愛知県体育館
2011/01/17,18 日本武道館
2011/01/19 日本武道館(追加公演)

【サイト内関連記事】
Message In A Bottle / The Police (Reggatta De Blanc 収録)
CAN'T STAND LOSING YOU / THE POLICE (Outlandos d'Amour 収録)


【同じカテゴリの最新記事】
カテゴリ : LIVE (2011) ・ comments(4) K 
2011年01月17日(月)

COMMENT
K    (2011.05.31 Tue 13:56)
>とおりすがりさん
かっこいいおじさまでした。
"Message in a bottle"大好きなので、それも聴いてみたかったです。
K    (2011.05.31 Tue 13:55)
>わおーんさん
あれ?ソプラノサックスだと思ったんですが、クラリネットでしたか・・・
言われてみればそうだった気もします。
わおーん    (2011.01.20 Thu 21:48)
Englishman In New Yorkはクラリネットソロじゃなかったですか?
とおりすがり    (2011.01.19 Wed 23:52)
かっこよかったですね!

18日、19日の〆はMessage in a bottleでしたよ〜。

SUBMIT COMMENT