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  3. Judas Priest@日本武道館 感想&セットリスト

メタル・ゴッドことJudas Priestジューダス・プリースト)の日本武道館公演に行ってきました。

武道館イメージ画像

今回のワールド・ツアー、〈Epitaph Tour〉が最後のワールドツアーになるらしいので、今日のジャパンツアー最終日が日本での一応ラストライブ。

来日メンバーは以下。
Rob Halford - lead vocals
Glenn Tipton - guitar
Richie Faulkner - guitar
Ian Hill - bass
Scott Travis - drums

ギターのK. K. Downingが抜けて、サポートでリッチー・フォークナーという人が入ってます。

というわけで、いざ武道館へ。
今回私の座席は2階スタンドの南側M列。

ま、近くはないけど、ステージに向かって真正面でなかなか見やすい席でした。
開演前、ステージにはツアータイトル「EPITAPH」と書かれた幕が掛かっていて、その幕と武道館の天井から下がる日の丸の旗が縦に並ぶ感じがなかなかカッコイイ。

開演時間1分前、18:59に大音量でブラック・サバスの"WAR PIPGS"が鳴り響く。
凄まじい歓声が巻き起こる。

正直、平日ということもあってか、アリーナ前方でも空席はチラホラあったけど、来てる人の熱量はハンパないですね。


そして、暗転。
幕が落ち、メンバー登場。

1曲目"Rapid Fire"、そして2曲目"Metal Gods"と続けてアルバム『British Steel』から。
私が前回見たLOUD PARK 2009のステージと同じ出だしですね。

たしかあの時はアルバムリリース30周年を記念してのツアーの中での来日で、そこからの曲を中心にしたセットリストだったんだけど、今回のこのグレイテストヒッツ的なライブでも同じ構成ということは、よほど今作への思い入れが(バンドもファンも)あるんだなぁと。


ちなみにメンバーの立ち位置は、左からリッチー、ロブ、グレンがフロントに並び、ロブとグレンの間くらいのちょっと奥にイアン、そして、一段上がった中央奥にスコットという並び。

新加入のリッチーは若いからか一番ステージ上を動き回っていた。

グレンもここぞというところでは前に出てくるんだけど、そのスタイルの良さにビックリ。
脚長っ!

ライブ中幾度となくリッチー・ロブ・グレンが中央に集まって演奏するのがカッコよすぎた。


セットリストの方は3曲目"Heading Out to the Highway"からは各アルバムから1曲ずつは選ばれるようなキャリアを総括するものに。
どれもこれもがメタルの王道であり、かつ他の追随を許さないナンバーばかり。

今CDで聴くとちょっと音質だとかレコーディング状況の違いでペラペラに感じる部分もライブではビルドアップされてて迫力満点。


それにしてもロブはライブ中のMCで何回「ヘヴィー・メタル」って言ったんだろう?
後、結構ちゃんと曲紹介して次の曲いくパターンも多かったな。


そして、数度にわたる衣装チェンジ。
まさにメタルな格好から、"Prophecy"の時とかは曲に合わせてか占い師(魔術師?)みたいな格好まで。

リッチーがダブルネックのアコギを弾いた"Diamonds & Rust"とか要所でアクセントを付けたり、盛り上がる曲ではレーザービームが飛び交う派手なライティングもあったりして、こういう大会場に映えるものでした。


そして、最初の方にも書いたけど、客の熱量がすさまじく、歌を合唱するだけでなく、ギターのメロディを大合唱する場面も多かった。


全編に渡って楽しかったけど、やはりクライマックスは終盤。

"Breaking the Law"から後はもうアンコールまでを含めて最高過ぎた。

スコットのドラムソロからの"Painkiller"とかテンションマックス!!
ロブの高音シャウトがヤバい。

ホントに60過ぎかよ。

たしかに、客に歌わせて体力を温存してる場面もあったけど、ここぞという場面での声はやはりメタルゴットたる所以を見せつけるものでした。


"The Hellion"からの"Electric Eye"で始まったアンコールも、バイク(ハーレー?)で登場してそのまま1曲歌ったり、日の丸の旗をロブが羽織って登場し、それをそのバイクにかけたりなんて場面も。

"You've Got Another Thing Comin'"が終わり、一旦最後のあいさつをした後、これで終わりか?と思わせたところでスコットが「One More?」って言って、最後にもう1曲。

最後は"Living After Midnight"。
ファンのためにとばかりに、コーラスを客に歌わせ、それに応えて大団円。


メンバー全員であいさつ、そしてグレンなんかステージから下りて前列の客にピックを渡して歩いたり(うらやま!)して公演終了。

ホントにこれで最後になってしまうんでしょうか。

まぁこれが日本での墓碑銘(エピタフ)になってもいいような素晴らしいステージであったのは間違いないけど、また日本に来てほしいな。

別に解散するわけじゃないみたいだしね。
あんだけ声でてりゃまだまだいけます。


以下、セットリスト。

2012.02.17 Judas Priest@日本武道館 Setlist

War Pigs (Black Sabbath song)
Battle Hymn
01. Rapid Fire
02. Metal Gods
03. Heading Out to the Highway
04. Judas Rising
05. Starbreaker
06. Victim of Changes
07. Never Satisfied
08. Diamonds & Rust (Joan Baez cover)
Dawn Of Creation
09. Prophecy
10. Night Crawler
11. Turbo Lover
12. Beyond the Realms of Death
13. The Sentinel
14. Blood Red Skies
15. The Green Manalishi (With the Two Pronged Crown) (Fleetwood Mac cover)
16. Breaking the Law
17. Painkiller
---encore---
The Hellion
18. Electric Eye
19. Hell Bent for Leather
20. You've Got Another Thing Comin'
21. Living After Midnight


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LOUD PARK 09 初日@幕張メッセ9〜11ホール (Judas Priest、Megadeth、Antrax、Arch Enemy 他)
WAR PIGS / BLACK SABBATH (PARANOID 収録)

■〈JUDAS PRIEST EPITAPH JAPAN TOUR 2012〉日程
2月7日(火) 福岡サンパレスホール
2月9日(木) 神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール
2月11日(土) 兵庫・神戸国際会館 こくさいホール
2月13日(月) 広島 ALSOK HALL
2月14日(火) 愛知芸術劇場
2月16日(木) Zepp Tokyo
2月17日(金) 東京・日本武道館
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2012年02月17日(金)

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