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  3. YES@TOKYO DOME CITY HALL セットリスト&感想

プログレッシヴロックの雄、YESイエス)のライブを観にTOKYO DOME CITY HALLに行ってきました。

※本記事は2014年のライブの感想とセトリです
・2019年のセトリは更新したらtwitterでお知らせします。


YES 東京ドームシティホール

前回は2012年に来日したイエスですが、タイミングが合わずに見れていませんでした。
しかし、今回のツアーは最新作『Heaven & Earth』を引っさげた「Heaven & Earth Tour」といいつつも、目玉は何と言っても、イエス屈指の、いやプレグレ屈指の、というかロック史上屈指の名盤、71年作『こわれもの - Fragile』(英7位・米4位)と72年作『危機 - Close to the Edge』(英4位・米3位)の完全再現ライブということで、これは見ないと後悔する思い参戦を決意!




ちなみに来日メンバーはこんな感じ。
ご存知とは思いますが当時のメンバーではありません。

■YES member
Chris Squire/クリス・スクワイア (B)
Steve Howe/スティーヴ・ハウ (G)
Alan White/アラン・ホワイト (Ds)
Geoff Downes/ジェフ・ダウンズ (Key)
Jon Davison/ジョン・デイヴィソン (Vo)

まぁスティーヴ・ハウクリス・スクワイアがいれば個人的には十分満足です。
(ちなみにオリジナルメンバーはクリスのみ)

というわけでクリスマス・イルミネーション眩しいラクーアを抜け東京ドームシティホールへ。

今回はアリーナのほぼ最後尾(17列)の席でした。
この会場ではアリーナでスタンディングではなく座席指定で見るのは初めてだったので不思議な感じ。

客の年齢層は当然のことながら高めで、意外と女性が多かったかな。


開演時間から5分ほど過ぎたところで暗転。
ディスコグラフィと過去の写真などがコラージュされた映像がクラシック音楽とともに流れ、期待感を煽る。

最後に、今日のメインである「こわれもの」「Heaven & Earth」「危機」と3枚並び、真ん中の「Heaven & Earth」が「yes」のロゴに変わるという演出。

そして、メンバー登場。

早速『危機』パートスタート。

いきなりこの大曲から始めるっていうのはなかなか並のバンドではハードルが高いけど、さすがこのベテラン達は(端から見ると)軽々と演奏して行く。
メンバーは客より遥かに年がいってるように見えるけど、衰えないものですね。

スティーヴ・ハウなんか骸骨みたいな・・・
クリスは巨漢になってて、ベースがリッケンバッカーだけにさらにちっちゃく見えた。


肝心のジョンのヴォーカルですが、ジョン・アンダーソンに負けず劣らない高音のクリアな歌声を聴かせてくれて違和感はあまりない。
下手に大物ヴォーカリストなんかを連れて来ないで正解だと思った。

ま、ジョン・アンダーソンよりもポップ色が強く出てて、耳に優しすぎるって感じもしなくはないけど。
それにしてもツアーも数年周り、アルバムも1枚作っただけにすっかりなじんでいる感じでした。

ハウのスライドギターも聴けた"Siberian Khatru"で『危機』パート終了。

ここでクリスのMCがあって、その新作から2曲。
"Believe Again"という曲と"The Game"を。

ヴォーカルのジョンもアコギ弾きながら歌ったりしてて、やはり自身も参加した曲だと活き活きしてるよう。
曲はプログレ要素のあるポップロックって感じ。
今回のこのセトリ構成では箸休め的なポジションになってたのは否めないかな。


さて、続いて『こわれもの』パートへ。

イエスの中でも1、2を争うくらい有名なあのイントロへ。
もちろん大歓声。

いやぁカッコイイ。
個人的には『危機』よりも『こわれもの』の方が取っ付きやすい印象があって、"Roundabout"はまさにその最たるもんなんだけど、これはライブで聴くと会場全体に一体感が広まって最高ですね。
ジョンのヴォーカルも合ってる。

ジェフ以外のメンバーがひとまずステージから去り(アランは居たかも)、"Cans and Brahms"。
このアルバムでは各人の見せ場があって面白いですね。

クリスのベースが激カッコイイ"The Fish"に、ハウのクラシックギターソロで奏でられる"Mood for a Day"とか。

後、"Five Per Cent for Nothing"ではハウとジェフのタイミングが合わず演奏をやり直すっていうハプニングがありました。
ハウが猫ふんじゃった的な感じでお茶目にごまかしてたのが面白かった。
で、やり直したんだけど、そもそもこの複雑なアンサンブルが成り立つことがすごい!って思う曲だと改めて確認。


そして、本編最後は"Heart of the Sunrise"の圧巻の演奏で締める。

最後は、スタンディングオベーションですよ。
(ライブ中は基本的に皆さん着席でした)


総立ちのままアンコールへ。

ハウが加入してイエスサウンドを確立したサードアルバム『The Yes Album』から"I've Seen All Good People"と"Starship Trooper"の2曲。

最後は、日によっては"Owner of a Lonely Heart"の日もあるようですが、今日は"Starship Trooper"。

"Owner〜"の方聴きたかったなぁって最初は思ったけど、これがまたカッコ良くて(特にハウがいかにもロックギタリストって感じでギターを弾くのがやばかった)、大満足。
サードアルバムは持ってないので、欲しくなりました。

最後はメンバー全員で前に出てきて肩を組んで挨拶して去って行きました。
こういう大物バンドが最後にこういう挨拶するのを見るのすごい好きなんだよなぁ。

そんな感じのイエスの来日公演2日目。
大阪と名古屋、東京の追加公演のNHKホール公演はまだチケットあるようなので行ける人はぜひ!

また、会場限定でその日のライブ音源を購入できるそうです。
http://live.radi-con.com/re-live/

以下、セットリスト。

2014.11.24 YES@TOKYO DOME CITY HALL Setlist

---Close to the Edge---
01. Close to the Edge (危機)
02. And You and I z(同志)
03. Siberian Khatru
---Heaven and Earth---
04. Believe Again
05. The Game
---Fragile---
06. Roundabout
07. Cans and Brahms
08. We Have Heaven (天国への架け橋)
09. South Side of the Sky (南の空)
10. Five Per Cent for Nothing (無益の5%)
11. Long Distance Runaround (遥かなる思い出)
12. The Fish (Schindleria Praematurus)
13. Mood for a Day
14. Heart of the Sunrise (燃える朝焼け)
---encore----
15. I've Seen All Good People
16. Starship Trooper

■YES JAPAN TOUR 2014 日程
11月23日(日) 東京 TOKYO DOME CITY HALL
11月24日(月・祝) 東京 TOKYO DOME CITY HALL
11月25日(火) 東京 TOKYO DOME CITY HALL
11月27日(木) 大阪 オリックス劇場
11月28日(金) 名古屋 ZEPP NAGOYA
11月29日(土) 東京 NHKホール

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2014年11月24日(月)

COMMENT
K    (2014.11.30 Sun 14:34)
>けいこ さん
コメントありがとうございます!
ジョン・アンダーソンじゃないって知らずに聴いたら逆に本物と間違うくらい再現してましたよね。
音源はどうでしたか? あのライブなら何度も聴いてみたいですね。

NHKのセットリストを見たら、他の公演より1曲多くやってて、無理してでも行けば良かったな、とちょっと悔しい思いです。。
けいこ    (2014.11.25 Tue 11:51)
私も昨日行きました。感動&#8252;&#65039;
当初、vocalがアンダーソンじゃないと知らなかったのですが、彼はルックスも声も似ていて、明らかに他メンバーより若いから声もよく出ていて、かえってよかったかもですね。笑
音源も買ってしまいました。明日ダウンロードして余韻に浸りまーす。NHKに行けなくて残念です。
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