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  3. PJ Harvey@Bunkamuraオーチャードホール 感想&セットリスト

渋谷のBunkamuraオーチャードホールにてイギリス出身の女性シンガー・PJ HarveyPJハーヴェイ、ポーリー・ジーン・ハーヴェイ)の来日公演を見てきました。



前回の単独での来日は1995年らしいので、実に22年ぶり。
最後の来日が2004年のフジロックなので(私も見ました!)、それでも13年ですね。。

というわけで、チケット代もなかなかのお値段でしたが即決で行くことに。

クリエイティヴマンのサイトを見ると、今回の来日メンバーは以下の10人。

■来日メンバー:
PJ Harvey (PJハーヴェイ)
John Parish (ジョン・パリッシュ)
Mick Harvey (ミック・ハーヴェイ)
Alain Johannes (アラン・ヨハネス)
Jean Marc Butty (ジャン・マルク・バティ)
Alessandro Stefana (アレッサンドロ・ステファナ)
Terry Edwards (テリー・エドワーズ)
James Johnston (ジェームズ・ジョンストン)
Kenrick Rowe (ケンリック・ロウ)
Enrico Gabrielli (エンリコ・ガブリエリ)

かなりの大所帯であることと会場がOrchard Hallってとこでの価格ですね。

2016年に出た最新作で全英1位になった『The Hope Six Demolition Project』を引っさげてのライブ。
中に入るとそのアルバムジャケットがステージの後ろに大きく下げられていました。

開演時間から10分弱過ぎたところでゆっくり暗転。
すると太鼓のリズムが聞こえ始め、鼓笛隊のように列をなして演奏しながらメンバーが登場。
ポーリーはサックスを吹きながら。

1曲目は"Chain of Keys"。
全員が黒い衣装に身を包み(その中でスラッと伸びたポーリーの白い生足が映える!)、厳かな雰囲気漂うこの曲を演奏するこの登場の演出からいきなり鳥肌もの。
今日のライブが素晴らしいものになるのを確信しました。

そのまま演奏しながら、それぞれの持ち場に動いていく統率の取れた動きもすごくかっこ良かった。

今回面白かったのは、いわゆるロックドラムというものがいないこと。
スネアにタム、バスドラム、シンバルなどはバラバラに分解され、2人のメンバーがそれぞれスタンディングで叩いたり、その他のメンバーが首から下げて叩いたりと通常のフォーマットから逸脱したものでした。
この辺りも会場がオーチャードホールに選ばれた理由かもしれません。

このリズム隊にギター、ベース、キーボード以外に、ホーンも加わり、バンドというよりもPJハーヴェイ楽団というような感じだったり、会場の雰囲気も含めて演劇をみてるかのような気分にもなりました。
かつてデビュー当初は「PJ Harvey」というバンド名義だったのが、95年以降ソロシンガーの名前になってるんだけど、今回はまさに全員で「PJ Harvey」って感じ。

前半はギターがメインの"The Ministry of Defence"、明るい雰囲気の"The Community of Hope"など『The Hope Six Demolition Project』からの曲が続く。

中盤から2011年のマーキュリー賞受賞作『Let England Shake』から4曲続けて。
その中でも会場を巻き込んでの手拍子とステージ上の男たちによるユニゾンコーラスがかっこいい"The Words That Maketh Murder"と"Written On The Forehead"がとても良かった。
何度も書いて申し訳ないけど、本当にこの編成は素晴らしい。

次は『White Chalk』から"To Talk To You"と"The Devil"を"Dollar, Dollar"を間に挟んで演奏し、ここからどんどんクライマックスへと進む。

まずは"The Wheel"。
PVではポーリー自身がギターを弾いている映像が映りますが、ライブではサックスを担当(今日のステージではたの曲でもギターは弾かず、サックスしか演奏しませんでした)。
ボーカルマイクより一歩下がった位置で、バンドの一メンバーといった感じで演奏が始まる。
イントロの終わりで前に出て来てサックス吹くシルエットが痺れるくらいかっこよかった。
ちなみに今回一番聴きたかったのはこの曲でした。

期待以上に圧巻だった"The Wheel"からブルージーな"The Ministry of Social Affairs"へ。
終盤にサックスのメンバーが一人前に出て来て中央でソロ。
これも凄まじかった。

どれもこれも良すぎて、何がハイライトなのかわからなくなってきたところで"50ft Queenie"(『Rid of Me』)、"Down by the Water"、"To Bring You My Love"(『To Bring You My Love』)の3連発でトドメ。

当然のように大盛り上がりでした。
まぁ個人的には『The Hope Six Demolition Project』の曲しかやらないセトリでも大満足で帰れた気もしますが。

ちなみに"To Bring You My Love"の前にメンバー紹介があって、これがほぼ最初で最後のMCでした。
特にジョン・パリッシュが紹介された時の会場の声援はすごかったです。

そして、"River Anacostia"へ。
曲の最後に、後段にいたパーカッションの2人も降りてきて、全員が横に一列に並びマイクをシェアしながら「Wade in the water, God's gonna trouble the water」のパートをリフレインして終わるという演出があまりにかっこ良すぎた。
演奏がフッと終わり、一人ずつそでにはけて行くまで全てが完璧。

アンコールに応え再登場。
「アリガト」と一言だけ言って、"Near the Memorials to Vietnam and Lincoln"と『Is This Desire?』から"The River"を演って終了。

最初から最後まで最高でした。
これはもう今年のベストライブ決定かもしれない。

もし万が一フジロックとかにきてくれたとしても、今日のこのオーチャードホールの雰囲気はでないかもね。

以下、セットリスト。

2017.01.31 PJ Harvey@Bunkamuraオーチャードホール Setlist

01. Chain of Keys
02. The Ministry of Defence
03. The Community of Hope
04. The Orange Monkey
05. A Line in the Sand
06. Let England Shake
07. The Words That Maketh Murder
08. The Glorious Land
09. Written On The Forehead
10. To Talk To You
11. Dollar, Dollar
12. The Devil
13. The Wheel
14. The Ministry of Social Affairs
15. 50ft Queenie
16. Down by the Water
17. To Bring You My Love
18. River Anacostia
---encore---
19. Near the Memorials to Vietnam and Lincoln
20. The River

【サイト内関連記事】
Shame / PJ harvey (Uh Huh Her 収録)
When Under Ether / PJ Harvey (WHITE CHALK 収録)
Black Hearted Love / PJ Harvey & John Parish (A Woman a Man Walked By 収録)
The Glorious Land / PJ Harvey (Let England Shake 収録)
The Wheel / PJ Harvey (The Hope Six Demolition Project 収録)
The Community of Hope / PJ Harvey (The Hope Six Demolition Project 収録)
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2017年01月31日(火)

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