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  3. No Reason / Bonobo (Migration 収録)

 UK出身のSimon Greenサイモン・グリーン)によるソロユニット、Bonoboボノボ)が6枚目のアルバム『Migration』をNinja Tuneより2017年1月13日にリリース。アルバム収録曲から"No Reason"を紹介。

・Bonobo : No Reason (feat. Nick Murphy)


 この曲ではChet Fakerチェット・フェイカー)として知られるNick Murphyニック・マーフィー。2016年9月からアーティスト名義を本名に変更)をヴォーカルにフィーチャー。静かでメランコリックな歌とサウンドだけどエモーショナルという不思議な曲ですね。サイモンとニックは長年の友人で、2人がディスコに対する愛情を語り合ったことで生まれた曲なんだとか。一旦デモ・ヴァージョンをレコーディング後、ニューヨークで再レコーディングして完成したそう。

 ミュージックビデオは日本の「引きこもり」がテーマ。監督はロンドンの若手映像監督・脚本家、Oscar Hudsonオスカー・ハドソン)。CGなどは一切使わず、ワンカットで撮影されているらしい。すごい!BEATINKのサイトによるとオスカーはビデオについて以下のように語っています。
「No Reason」は、とても心を揺さぶる曲で、この仕事を受けた瞬間から、その効果を反映させた映像にする必要があると確信していた。サイモン(ボノボ)は、ツアー中に出会った風景や訪れた場所と彼自身との関係の中から、新しいアルバムのインスピレーションが生まれたと話してくれた。そのテーマについて深く考え、調べていくうちに「引きこもり」という日本の若者の間に起こる現象について知ったんだ。彼らは、日常生活のプレッシャーに圧倒され、何年も寝室に篭り、そこから出られなくなるという。僕は、これが物理的空間と心理的空間が交差する不思議な場所のように感じたんだ。独創的なセットを使って、環境と心理を直接的に結びつけた映像を作ろうと思ったんだよ。
- Oscar Hudson


 bonoboは前作2013年の『The North Borders』も高い評価を受けていて、今作もUKアルバムチャートで5位、全米チャートでも59位にエントリーしています。要注目アーティストですが、1stが2000年でキャリアもなかなかあるのにまだあまり日本では知られていなさそうなので次の記事もこのアルバムからおすすめを書きたいと思います。(追記)書きました→Kerala / Bonobo (Migration 収録)


bonobo -『migration』収録曲リスト
1. "Migration"
2. "Break Apart" (featuring Rhye)
3. "Outlier"
4. "Grains"
5. "Second Sun"
6. "Surface" (featuring Nicole Miglis)
7. "Bambro Koyo Ganda" (featuring Innov Gnawa)
8. "Kerala"
9. "Ontario"
10. "No Reason" (featuring Nick Murphy)
11. "7th Sevens"
12. "Figures"
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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(2017.02.05最終更新)
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2017年02月03日(金)

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