1. K's今日の1曲
  2. LIVE (〜2008)
  3. 曽我部恵一BAND@渋谷CLUB QUATTRO <ソカバン関東TOUR2008『カントー的。』FINAL> 感想&セットリスト

曽我部恵一率いる曽我部恵一BAND(ソカバン)の関東ツアーの最終公演である<ソカバン関東TOUR2008『カントー的。』FINAL>を観に、渋谷のCLUB QUATTROまで行ってまいりました。

ちなみに曽我部恵一BANDの構成メンバーは下記。
・メンバー
Vo/Gt. 曽我部恵一(King Of Mellow Rock!!)
Gt.  上野“スウィートベイブ”智文
Ba.  大塚“ケニー”謙一郎
Dr.  オータ“COZZY”コージ

で、ライブ。
ツアーファイナルで、しかもクラブクアトロという小さなハコのためチケットはソールドアウト。
会場は始まる前から熱気がむんむん。
こんなに人で埋まってるクアトロを見るのは初かも。

あ、そういやクアトロって改装されたんですね。
岩盤とかなくなってブックオフになってるのは知ってたけど、クアトロ自体も入り口が違った雰囲気になってた。
でも、相変わらず客席前方左の邪魔な柱は残ったままでしたが・・・

開演時間を10分ほど押してメンバーが登場。
ステージ中央にて、恒例の円陣を組んで、そして1曲目は"恋人たちのロック"。
いきなり大盛り上がり。

ステージに押し寄せる人の流れに乗って私も前に移動したけど、結局最後までそこで汗をかく覚悟ができずもといたところまで戻ってライブを楽しむことに。

そして"トーキョーストーリー"へと流れ込む。
ライブベスト『トキメキ LIVE!』とおんなじ流れだ。

「渋谷で天使を見た」って言ってから"天使"をやったり。

その後も"結婚しよう"や"キラキラ!"等のライブの定番曲が続々と。
ギターの上野がヴォーカルをとる"海の向こうで"とか。

"ジュークボックス・ブルース"で「最高のロック入れてシェイクしてよ」と歌った後に、ツェッペリンのRock'n'Rollばりにロックな"ハルコROCK"。
もちろんハルコとは娘さんの話ですね。
で、MCは家族の話に。
曽我部家のX-fileとか言ってた(笑)
なんと3人目、今度は男の子が生まれたそう。
名前はジュンで松潤(マツジュン)からとったとかなんとか。
そして、"チワワちゃん"へ。
親バカソングって言ってしまえばそれまでですが、ほのぼのしてていいね。

その他のMCも絶好調。
「カントー的」と名づけられたこのツアーは、その名のとおり関東を回るツアーで、関東じゃないけど静岡からスタートして、普段行かないような街でやったというMCが。
千葉とか埼玉ネタのMCはウケタ。
てか、「名物は風俗」って言われた西川口から苦情は来ないだろうか・・・
ま、事実だけど・・・


新曲を何曲かやった後、来年の春から初夏の間に新作を出すとのMCが。
でも『キラキラ!』を超えるのはできないかもしれないけど(って、おい・・・)
しかし、ライブの場で披露してって皆で曲を作っていきたいって話にはベタだけど、感動です。
あ、後、曽我部さんのライブデビューは渋谷クアトロだそうです。
いきなりいいところでライブ演ってるね。


そしてライブはどんどん佳境へ。
サニーデイ・サービス時代の"恋におちたら"も演った!

「照明さん、オシャレな照明をお願いします」
とMCが入ったところで、恒例の語りに突入。
"渋谷渋子"って。。
曽我部と上野の掛け合いが面白い!
そして、もちろん"テレフォンラブ"に突入。
これまた恒例の、男女別に"T・E・L・E・P・H・O・N・E LOVE"とコーラスさせたり大盛り上がりでした。

"ミュージック!"〜"胸いっぱい"をやってMC。
「みんな、今日は帰ったらうがいしてくださーい。変な病気をもらうといけないよ」
「僕もさっき上野と1つのマイクで歌ったからもううつっちゃったけど・・・恋の病」
って言って"LOVE-SICK"。
レゲエのゆったりしたリズムに「Everything's Gonna Be All Right♪」とボブ・マーリーばりに。

それから"ラーラララララーララーラー♪"と大合唱の"青春狂走曲"はもちろん盛り上がる。
そして、もう完璧にアンセム的でシンガロングできる"魔法のバスに乗って"はライブ栄えしますねぇ。

ライブはロックンロールな"STARS"で本編が終わり、アンコールへ。

アンコール1曲目は"あたらしいうた"。
歌詞を曽我部さんが先に言うっていう、これもお決まり?
ま、お決まりでも何でも盛り上がればよし。

そして、最後もお決まりか"mellow mind"をマイク無しで。
歌いだしの歌詞を間違えたりして、それはそれでなんかほほえましくて良かった。

そんなキラキラして素敵なライブでした。
(曽我部は相変わらず暑苦しかったけど・・・)

以下、セットリスト。

2008.11.30 曽我部恵一BAND@渋谷CLUB QUATTRO Setlist

01. 恋人たちのロック
02. トーキョー・ストーリー
03. 天使
04. 結婚しよう
05. キラキラ!
06. 五月になると彼女は
07. ジュークボックス・ブルース
08. ハルコROCK
09. チワワちゃん
10. 海の向こうで
11. 明日と夢を(新曲)
12. Pure&True(新曲)
13. がいこつ(新曲)
14. でっかい太陽(新曲)
15. 街角のうた
16. 恋におちたら
17. テレフォン・ラブ
18. ミュージック!
19. 胸いっぱい
20. LOVE-SICK
21. 青春狂走曲
22. 魔法のバスに乗って
23. 瞬間と永遠
24. STARS
---encore---
25. あたらしいうた
26. mellow mind

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2008年11月30日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2000年代)
  3. テレフォンラブ / 曽我部恵一BAND (トキメキ LIVE! 収録)

今日もきみに「愛してる」って言いたいんだ♪

 曽我部恵一率いるSOKABE KEIICHI BANDの「汗と涙、勇気と夢。ライブの王者ソカバンの魅力をギュッと詰め込んだライブベストアルバム」『トキメキ LIVE!』収録の2008年6月10日、名古屋CLUB QUATTROでのライブバージョン"テレフォンラブ"。このライブ盤は、彼の主宰するレーベル"ROSE RECORDS"より20曲78収録で1500円という値段でリリースされています。ちなみにオリジナルはサニーデイ・サービス解散後初のソロアルバム、その名も『曽我部恵一』収録。

・曽我部恵一BAND - テレフォン・ラブ @ DO IT 2008


 印象的な口笛とポロ〜ンっていうギターのストローク、客の手拍子から始まり、そしてCD同様に軽快なギターのカッティングで進んで行く気持ちいい曲です。で、ライブならではの客とのコール・アンド・レスポンス。「知らなくてもいいよ」とか「ヘタでもいいよ」とか「テキトーでいいよ」とか、ホントにそれでいいんかい!って突っ込みたくなるような盛り上げ方。そして、「男子だけ!」「女子だけ!」と「T・E・L・E・P・H・O・N・E LOVE」を男女別にコーラスさせたりして盛り上げてて、ライブの臨場感が伝わってきますね。

 ちなみに私は、明日11月30日(日)に渋谷クラブクアトロで行われるツアー・ファイナル<ソカバン関東TOUR2008『カントー的。』FINAL>に参加予定です。
楽しみ♪

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gone feat.曽我部恵一 / あらかじめ決められた恋人たちへ (After dance / Before sunrise 収録)


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2008年11月29日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. Alternative Rock
  3. Another Way to Die / Jack White and Alicia Keys (Quantum of Solace Soundtrack 収録)

 映画007の最新作「Quantum of Solace(邦題:慰めの報酬)」の主題歌"Another Way to Die"を歌うのは、なんとThe White Stripesホワイト・ストライプス)のJack Whiteジャック・ホワイト)と、歌姫Alicia Keysアリシア・キーズ)の2人。

・Alicia Keys & Jack White - Another Way To Die [Official Video]


 なんでも初期のホワイト・ストライプスのステージのオープニングに007の曲を使っていたというほど、ジャック・ホワイトは007シリーズの大ファンだそうです。そして、最新作のテーマソングをアリシア・キーズと共演とオファーされ即OKをだしたとか。

 ジャックのブーストしたギターの音とホーンが絡み合うイントロに、アリシアのピアノが入ってくるゴージャスなアレンジ。ジャックの甲高いヴォーカルと低音から高音まで使い分けるアリシアの声の絡みもなかなか良いです。ミュージックビデオもかっこいいので必見。2人が並び立つ姿が様になりすぎです。

 長い007の歴史の中でデュエット曲が主題歌になったのはこの曲が初めてとのこと。話題性もあって全米81位・全英9位のヒットになっています。

 ちなみにアリシアは「ジャックと組んだのは一生忘れられない経験」と発言しており、アリシアの次回作にジャックの参加を希望しているそうです。それも楽しみですね。

 映画「007 慰めの報酬」は2009年1月公開予定。後、コカ・コーラZeroのCMにも使われているようです。


V.A. -『Quantum of Solace Soundtrack』収録曲リスト
1. "Time to Get Out"
2. "The Palio"
3. "Inside Man"
4. "Bond in Haiti"
5. "Somebody Wants to Kill You"
6. "Greene & Camille"
7. "Pursuit at Port au Prince"
8. "No Interest in Dominic Greene"
9. "Night at the Opera"
10. "Restrict Bond's Movements"
11. "Talamone"
12. "What's Keeping You Awake"
13. "Bolivian Taxi Ride"
14. "Field Trip"
15. "Forgive Yourself"
16. "DC3"
17. "Target Terminated"
18. "Camille's Story"
19. "Oil Fields"
20. "Have You Ever Killed Someone?"
21. "Perla de las Dunas"
22. "The Dead Don't Care About Vengeance"
23. "I Never Left"
24. "Another Way to Die" (Performed by Jack White and Alicia Keys)
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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Fallin' / Alicia Keys (Songs in A Minor 収録)
You Don't Know My Name / Alicia Keys (The Diary of Alicia Keys 収録)
Girlfriend / Alicia Keys (Songs in A Minor 収録)
Sixteen Saltines / Jack White (Blunderbuss 収録)
Seven Nation Army / The White Stripes (ELEPHANT 収録)



(2017.11.11最終更新)
カテゴリ : Alternative Rock ・ comments(0) K 
2008年11月27日(木)
  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (〜2008)
  3. CSS@恵比寿LIQUIDROOM 感想&セットリスト

本日は恵比寿にあるLIQUID ROOMへブラジルはサンパウロ出身のバンド、CSSCansei de Ser Sexy:”セクシーで居ることに疲れた”)の単独公演の東京2日目を観に行ってきました。

今年のフジロックのRED MARQUEEでのライブは見れてないので、個人的には彼らを観るのは、昨年のサマソニ以来です。
で、単独では初!

開演時間より遅れること15分ほどで、風船がいっぱい浮んでて、バックにあのCSSのロゴ(稲妻みたいなやつ)がかかるステージにメンバー登場。
やはりLovefoxxxはレオタード(タイツ?)姿で登場。
しかもなんか変なヅラ被ってるし、ほっぺには赤いシールを貼ってるし、ナマハゲみたいなものをクビからジャラジャラつけてるし。。
そしてやはり太い・・・
さすが!

ベースが抜けて、今までドラムを担当してたアドリアーノ・シントラがベースになってから初めてライブ見るんだけど、サポートでドラムを叩くのは元Cooper Temple Clauseのジョン・ハーパーだってね。
豪華。
てか、上半身裸のジョンの乳首にビニールテープで×がつけられてるし・・・

とまぁ突っ込みどころ満載のままライブ開始。

のっけから客席は大盛り上がり。
ヤバイ、楽しい!!

セットリストも1st『Cansei de Ser Sexy』と2nd『Donkey』の曲を万遍なくって感じ。
"MEETING PARIS HILTON"のコーラスや、"THIS MONTH, DAY 10"の手を左右にやるフリも盛り上がる。

2ndの曲をライブで聴くのは初めてだったけど、CDより音がハードで良いね。
まぁ音は結構悪かったけど(てか演奏はヘタだよね・・・)
ディスコ・パンクとはよく言ったもので、ある意味パンクだよね。
音も見た目も。

ライブはその後もはなえちゃん(日系人であるラヴフォックスの日本名ね)の訳のわからないステージング(風船を投げたり、ヅラを取ったり、iPodのCMで"MUSIC IS MY HOT,HOT SEX"の前にはなぜかコーンフレークのフロスティを掲げたり(結局ライブ中に客席に投げた))と、ポップで、ダンサブルで踊れて、ハードな楽曲のオンパレード。
「ワタシハHOT HOT」とか「オオキイ チイサイ」とか日本語MCも飛び出したり。

本編最後は"Let's Reggae All Night"。
この曲カッコイイ。
キーボードの人がショルダーキーボードで出てきて煽りまくってたし。

約45分ほどの本編が終了(短っ!)

そして、3分くらいで再びメンバー登場でアンコール。

なぜか皆、忍者の格好してるし・・・
そして、手裏剣を投げてるんだけど、全然飛んでない・・・

とか、そんな突っ込みは置いといて、"AIR PAINTER"から始まったアンコール。
その後は、お待ちかね"LET'S MAKE LOVE AND DEATH FROM ABOVE"と"ALALA"の2連発。
客の聴きたい曲をわかってるというか。

グルーヴでもりあげる"LET'S MAKE LOVE〜"とパンキッシュな"ALALA"。
どちらも大盛り上がり。
そして、"ALALA"の最後でLovefoxxxが客席にダイヴ。
たぶんするだろうと思って、前の方にいたんだけど、届かなかった・・・
不覚・・・
ギターの人も飛んだ。
また届かず。

ま、別に彼女らに触れなくても、ライブは超楽しかったので全然よし!!

しかし、アンコールあわせて1時間は短いよ・・・

以下、セットリスト。

2008.11.26 CSS@恵比寿LIQUID ROOM Setlist

01. JAGER YOGA
02. MEETING PARIS HILTON
03. THIS MONTH, DAY 10
04. LEFT BEHIND
05. OFF THE HOOK
06. RAT IS DEAD(RAGE)
07. MOVE
08. MUSIC IS MY HOT,HOT SEX
09. GIVE UP
10. BEAUTIFUL SONG
11. ALCOHOL
12. LET'S REGGAE ALL NIGHT
---encore---
13. AIR PAINTER
14. LET'S MAKE LOVE AND DEATH FROM ABOVE
15. ALALA

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KASABIAN (Guest: CSS)@ZEPP TOKYO
Let's Make Love and Listen to Death From Above / CSS (Cansei de Ser Sexy 収録)
Music Is My Hot Hot Sex / CSS (CANSEI DE SER SEXY 収録)

カテゴリ : LIVE (〜2008) ・ comments(2) K 
2008年11月26日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2000年代)
  3. Daddy's Gone / Glasvegas (Glasvegas 収録)

I wont be the lonely one Sitting on my own and sad
Forget your dad, he's gone♪


 UKはスコットランド、グラスゴー出身の4人組、Glasvegasグラスヴェガス = グラスゴー+ラスベガス?)のデビューアルバム『Glasvegas』収録曲"Daddy's Gone"。シングルとして昨年2007年に発売され、NME誌の年間ベストソング2位に選ばれています。アルバムはプロデューサーにはMuse等でおなじみRich Costeyを招きNew Yorkでレコーディング。Metallicaの『death magnetic』と首位争いをし、全英チャート初登場2位を記録しています。

・Daddy's Gone / Glasvegas


 ベースに導かれ始まるこの曲は、ロネッツのようなリズムに、Phil Spectorばりのウォール・オブ・サウンドにのせて、タイトル通り"父親の喪失"を子供の視点から歌われる曲です。よくひきあいに出されている同郷のJesus and Mary Chainの"Just Like A Honey"とかに雰囲気が似てます。ドラムの叩き方ももろ当時のボビー・ギレスピー(現Primal Scream)だもんね。

 ちなみに、元Creation Recordsの社長アラン・マッギー曰く「ジーザス・アンド・メリーチェイン以来の衝撃」らしいです。とはいえ、当のジザメリも「SEX PISTOLS以来の衝撃」って言われながらも、ジザメリとピストルズが似ていなかったと同様に、ジザメリとグラスヴェガスも本質は全然違う気がします。

 正直、サウンド的にはちょっと中途半端だし、"Stabbed"のようにベートーヴェンの"月光"を使ったりとかそんなのいらないんじゃないかと。でもなぜかついついくりかえし聴聴きたくなるのは、ジェイムスの"歌"の強さのせいなのではないかなぁ。なので、歌の強さそのままに、彼ら独自のサウンドを手に入れることができれば大化けするかも。今後に期待。

 ちなみに、本国イギリスでは6曲入りのクリスマスCD『A Snowflake Fell』がボーナスディスクで付くバージョンが出るそうです。


カテゴリ : UK Rock (2000年代) ・ comments(0) K 
2008年11月24日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. Hard Rock / Heavy Metal
  3. Rock 'N' Roll Train / AC/DC (BLACK ICE 収録)

 デビューから30年以上、変わることなくロックし続けるバンド、AC/DCの前作『Stiff Upper Lip』以来約9年ぶりとなる新作『BLACK ICE』(悪魔の氷)の1曲目を飾る曲"Rock 'N' Roll Train"。邦題は"暴走/列車"。

・AC/DC - Rock N Roll Train (Official Video)


 タイトで重くシンプルなドラムサウンドに、ハイトーンでしゃがれたボーカル、そして、これぞハードロックなギター。正にAC/DC節全開な1曲。でも、ベタな様で、AC/DC以外では鳴らせない強度を誇る曲ですね。

 アルバムの方は"待望の"という言葉がふさわしく、29ヶ国のチャートで1位を獲得。発売3週間ほどたった現在までにすでに世界で300万枚ほど売り上げているようです。もう格が違いますね。

 金太郎飴と揶揄されがちですが、モダンロックの名プロデューサー、ブレンダン・オブライエンが手がけたこの作品は、ブレンダン曰く、「これは古典的までにAC/DC的でいて、全て新鮮でいい曲に仕上がっている」とのこと。

 事実、61歳となるブライアン・ジョンソンの声も、53歳となるアンガス・ヤングのギターも昔と変わらずというか、更に若々しく(でも無理をしてる感じは全く無し)、ストレートにロックしててすごくかっこいいです。歴史的名作『BACK IN BLACK』や『HIGHWAY TO HELL』を引き合いに出されるのもわかる気がします。

 期待すべきは、やはり来日でしょうか。スクール・ボーイ姿のアンガスを生で観てみたい!

 ギターウルフのセイジがつけたという邦題も、まぁアホらしくて賛否両論のようですが、私は結構好きです。

『BLACK ICE』収録曲&邦題
1. 暴走/列車 - Rock 'n' Roll Train
2. 空が燃えている - Skies on Fire
3. 爆弾ジャック - Big Jack
4. 恋の発電所 - Anything Goes
5. 戦闘マシーン - War Machine
6. ぶち壊せ - Smash 'n' Grab
7. ロック大戦争 - Spoilin' for a Fight
8. 地獄の回転花火 - Wheels
9. 愛のデジベル - Decibel
10. イナヅマの五月 - Stormy May Day
11. 殺し文句はロックン・ロール - She Likes Rock 'n' Roll
12. 金にはあきたぜ - Money Made
13. ロックン・ロール・ドリーム - Rock 'n' Roll Dream
14. ロックで決めろ!! - Rocking All the Way
15. 悪魔の氷 - Black Ice

【サイト内関連記事】
BACK IN BLACK / AC/DC (BACK IN BLACK 収録)
AC/DC@さいたまスーパーアリーナ 「BLACK ICE TOUR」 感想&セットリスト


カテゴリ : Hard Rock / Heavy Metal ・ comments(0) K 
2008年11月23日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. Australian / New Zealand
  3. Paris Is Burning / LADYHAWKE (LADYHAWKE 収録)

My heart is yearning, but Paris is burning.
Paris is burning all night long♪


 ニュージーランド出身、現在UKを拠点に活動するピップ・ブラウンによるソロ・ユニット、LADYHAWKEレディホーク)のデビューアルバム『LADYHAWKE』収録曲"Paris Is Burning"。

・Ladyhawke - Paris Is Burning (Official Video)


 パーカッシヴで跳ねるリズムと80sなエレポップサウンドが炸裂する曲。ピップのヴォーカルもAメロのポップな感じから、後半のちょっと大仰でベタに盛り上がっていくとことかちょっとツボです。なんとなく、New Orderの"Perfect Kiss"を連想してしまいました。

 元々はロックバンドでギタリストをやっていたというだけあって、時折ハードなギターの音が聴こえてくるとこも面白い。1曲目を飾る"Magic"とかなかなかかっこいいですよ。

 猫やキーボードが散乱している部屋でTVゲーム(プレステ?)をしているアルバムジャケットの雰囲気と音がはまってる様で、なにかがおかしい、そんな不思議なアーティストですね。

 ちなみに、Van ShePresetsCut Copyなどを擁するオーストラリアのインディ・レーベル"MODULAR RECORDS"所属。その辺も含めて要チェックですね。

【サイト内関連記事】
THE PERFECT KISS / NEW ORDER (SUBSTANCE 収録)

カテゴリ : Australian / New Zealand ・ comments(0) K 
2008年11月21日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. 独り言(音楽ネタ)
  3. The Who @ 日本武道館 2日目 セットリスト

英国が生んだ史上最高のライブバンドThe Whoの初のJapan Tour 2008。
ついに最終日の日本武道館公演追加公演

チケットのほうは直前まで売っていたようですが、仕事のためいけず。
残念です。

【参考】
The Who @ 大阪城ホール セットリスト
The Who @ 横浜アリーナ セットリスト
The Who @ さいたまスーパーアリーナ セットリスト&感想
The Who @ 日本武道館 初日 セットリスト

結局、今回の単独としては初の来日ツアーでは、セットリストは3パターンのようでした。
曲はたくさんあるので、もっと日によって変えたりすればいいのにね。

結局、埼玉公演にしかいけませんでしたが、最終日の今日もセットリストだけでも載せておきます。。

2008/11/19 Wed. @ 日本武道館 SETLIST
1. I Can't Explain
2. The Seeker
3. Anyway Anyhow Anywhere
4. Fragments
5. Who Are You
6. Behind Blue Eyes
7. Relay
8. Sister Disco
9. Baba O'reily
10. Eminence Front
11. 5:15
12. Love Reign Over Me
13. Won't Get Fooled Again
14. My Generation
15. The Naked Eye
---encore---
(Tommy Medley start)
16. Pinball Wizard
17. Amazing Journey
18. Sparks
19. See Me Feel Me
(Tommy Medley end)
20. Tea & Theatre

武道館初日と同じようですね。

1日しかいけなかったけど、素晴らしいライブでした。
この調子で70歳過ぎまでやってほしいですね。
彼らなら可能だと思います。

また来日してくれることを切に願います。

もちろん、ロジャー・ダルトリーピート・タウンゼント2人そろっての。

【サイト内関連記事】
Won't Get Fooled Again / The Who (Who's Next 収録)
MY GENERATION / THE WHO (THE WHO sings MY GENERATION 収録)
Pictures Of Lily / The Who (my generation - the very best of 収録)
Baba O'riley / The Who (Who's Next 収録)
カテゴリ : 独り言(音楽ネタ) ・ comments(0) K 
2008年11月19日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. 独り言(音楽ネタ)
  3. The Who @ 日本武道館 初日 セットリスト

英国が生んだ史上最高のライブバンドThe Whoの初のJapan Tour4日目。

さてさて、昨日のThe Who 埼玉公演の興奮冷めやらぬまま、今日は日本武道館公演です。

私は仕事でいけませんでしたが、セットリストだけでも追って行きます。

やはり、ビートルズも演った武道館ですから、ザ・フーもやらなきゃいけないのです。

あー、仕事さえなければ・・・

【参考】
The Who @ 大阪城ホール セットリスト
The Who @ 横浜アリーナ セットリスト
The Who @ さいたまスーパーアリーナ セットリスト&感想
The Who @ 日本武道館 2日目 セットリスト


今回の来日ツアーでの過去3回と比べて1曲多目の20曲やりましたね。
でも個人的には本編ラストは"Won't Get Fooled Again"で終わったほうが、気持ちいいんじゃないかと思います。
ま、行けなかった人間の戯言だと聞き流してください・・・

それではセットリスト。

2008/11/17 Mon. @ 日本武道館 SETLIST
1. I Can't Explain
2. The Seeker
3. Anyway Anyhow Anywhere
4. Fragments
5. Who Are You
6. Behind Blue Eyes
7. Relay
8. Sister Disco
9. Baba O'reily
10. Eminence Front
11. 5:15
12. Love Reign Over Me
13. Won't Get Fooled Again
14. My Generation
15. The Naked Eye
---encore---
(Tommy Medley start)
16. Pinball Wizard
17. Amazing Journey
18. Sparks
19. See Me Feel Me
(Tommy Medley end)
20. Tea & Theatre

【サイト内関連記事】
Won't Get Fooled Again / The Who (Who's Next 収録)
MY GENERATION / THE WHO (THE WHO sings MY GENERATION 収録)
Pictures Of Lily / The Who (my generation - the very best of 収録)
Baba O'riley / The Who (Who's Next 収録)
カテゴリ : 独り言(音楽ネタ) ・ comments(0) K 
2008年11月17日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (〜2008)
  3. The Who@さいたまスーパーアリーナ 感想&セットリスト

The Beatles、The Rolling Stonesと並び、英国3大バンドの一つに数えられる、ブリティッシュ・ロックのレジェンド史上最高のライブバンドThe Whoザ・フー)のJapan Tourの3日目、さいたまスーパーアリーナ公演に行ってまいりました。

さいたまスーパーアリーナイメージ画像

【参考】
The Who @ 大阪城ホール セットリスト
The Who @ 横浜アリーナ セットリスト
The Who @ 日本武道館 初日 セットリスト
The Who @ 日本武道館 2日目 セットリスト

2004年のRock Odesseyでの奇跡の初来日公演ももちろん観ましたが、ついにザ・フーの単独公演を見る日が来ました。
ほんと待ちに待ちました。

というわけで、会場であるスーパーアリーナについて10分ほどで、ほぼ定刻どおりに客電が落ち、メンバー登場!!

ベストを着けた(ジャケット無し)のダンディーなロジャー・ダルトリー(64歳)と、黒いスーツ(右肩にワンポイント?)に黒いハットを被り、サングラスをかけたピート・タウンゼント(63歳)と、サポートの4人が登場。

サポートは
・ジョン “ラビット” バンドリック(John "Rabbit" Bundrick)(キーボード)
・ザック・スターキー(Zak Starkey)(ドラムス)
・サイモン・タウンゼント(Simon Townshend)(ボーカル、ギター)
・ピノ・パラディーノ(Pino Palladino(ベース)

もちろん、ザックはリンゴ・スターの息子で、サイモンはピートの弟ですね。

そして最初に鳴らされた楽曲は、彼らの1965年のデビュー曲、"I Can't Explain"。
さっそくロジャーがマイクをコードをもってブンブン振り回す。
もちろん、それをやられたら次に期待するのはもちろん、ピートのウィンドミル奏法ですね。
で、その期待に応えるようにピートも腕をブンブン振り回す。
そのたびに会場大歓声。
うぉー、本物のThe Whoが目の前にいるぜ!って感じ。

2曲目も代表曲"The Seeker"をやった後は、"Anyway Anyhow Anywhere"。
初期のビートバンド時代の曲が個人的に大好物なのでかなり盛り上がる。
バックのスクリーンに60sでモッズなイメージの写真とかがいっぱい出てきて、その中にSmall Facesのスティーヴ・マリオットの写真もありましたね。

お次は"Fragments"。
実はイマイチよく知らない。。(たぶん『Endless Wire』からの曲?)
イントロのシンセのフレーズがちょっと"Baba O'reily"ぽくて勘違いしそうでした・・・

と、小休止(をい!)の後は、ロジャーもアコギを持って"Who Are You"に突入。
フッフー、フッフーっていうコーラスは当然口ずさんでしまいますね。
曲の最後のほうのピートの連続ウィンドミルは圧巻。

そして、ロジャーがアコギをもったまま"Behind Blue Eyes"。
彼らの人気曲ですが、なぜか個人的にはあんまり思い入れはないです。。
ピートのハモリが若干ずれてたのは気のせい?
スクリーンに映った目が印象的。

ピートの「74年か75年のシングル」というMCで紹介されて"Relay"
代表曲というわけではないですが、地味にカッコイイ曲ですね。
ある意味すごい今っぽい。ちょっとポストロック的な。
YouTube等で映像を見たときは、キース・ムーンのドラムが超カッコイイと思ったんだけど、ちょっとザックのは物足りなかったかも。
ま、比べても仕方ないんだけど。

ザックの"1.2.3.4"とういうカウントで始まった"Sister Disco"が終わり、いよいよお待ちかねのあの曲。
今度は間違いなく、このイントロは"Baba O'reily"。
シンセサイザーのシーケンスの音に呼応するようなスクリーンの映像に
"Out here in the fields"という歌詞が浮び上がる。
そして、もちろんピートの"Don't cry Don’t raise your eye It’s only teenage waste land"のパートでは会場大合唱。
最後の"Teenage waste land"ってとこも大合唱。
ヤバイ、カッコイイ!!

最初のピークを終えた後は、ロジャーがマイクをエレキに持ち替え、ピートがリードヴォーカルを取る"Eminence Front"。
曲を始める前にピートが"I Sing"(俺が歌う)ってボソっていいました。
原曲は結構抑えた感じの楽曲なんだけど、かなりハードな演奏でした。
ま、彼らの場合、スタジオとライブは別物と考えてよいのでしょうけど。

"Why should I care"っていう歌詞の部分のピートの歌い方が若干投げやりな印象を受けた"5:15"の後は、"Love Reign Over Me"。
この曲もそんなに思いいれはないので、曲聴く以上にスクリーンを見てしまった。
流れてる映像が、映画『さらば青春の光』(原題『Quadrophenia』四重人格)のクライマックス、ブライトンでのモッズvsロッカーズの乱闘の場面だったので。

そんな映像と対照的に浪々と歌い上げられた"Love Reign Over Me"の後は、もう本編のクライマックスへ。
"My Generation"きたーーーー。
演奏が始まる前にピートがベースのピノを指差して何か言ってたので、間違いないと思った。
もう彼らの代表曲中の代表曲。
テーマソングと言っても過言ではない。
元祖パンクロックと言っても過言ではない。
とにかく名曲。
ピートのギターも、あのどもりながら歌うロジャーの歌も最高だけど、やはりなんと言っても、ベースソロ。
たぶん、ロック史上一番有名なベースソロと言っても過言ではないでしょう。
(てか、何度「過言ではない」って言いすぎ?)
ジョン弾く姿を一度でもいいから観たかった。。

"My Generation"後半は、お決まりのアドリブコーナーへ。
個人的には、原曲どおりに終わったほうがスッキリしていいと思うんだけど。
でも、途中でザックのキース・ムーンを彷彿させるドラミングが聞けたので良しとします。

ここで"My Generation"をやったということは、お次は本編ラスト。
"Won't Get Fooled Again"(無法の世界)です!
会場は手拍子の嵐。
長尺なナンバーなのに全くダレる隙を与えない素晴らしい演奏。
間奏で、シンセサイザーの音だけが1分ほど続いた後に、ザック・スターキーのドラムが打ち鳴らされ(←ここのライティングが無茶苦茶カッコイイ)、ロジャーが絶叫するとこで不覚にも泣きそうになりました。。

かつて、ピートが「俺たち3人(キースとジョンと自分)は天才だけど、ロジャーはただのシンガー」と言ったらしいけど、ロジャーあんたは最高のシンガーだと断言できます。

一旦引っ込んだ後は、アンコール。
まずは、ピートによりサポートメンバーのメンバー紹介。

アンコールは'69年のロックオペラ『Tommy』からのメドレー。
1曲目は、"Pinball Wizard"(ピンボールの魔術師)。
最初のギターの1音だけで何の曲かすぐ分かりますね。
それにしてもこの曲のギターカッティングは燃えますね。
もちろんサビは合唱。

そのまま、"Amazing Journey"〜"Sparks"へ。
"Sparks"ではロジャーが両手にタンバリンのダブルタンバリン!
この2曲での演奏を聴いて、演奏家集団としてのThe Whoの力量に脱帽。
さっきザックのドラミングをキースと比較しても仕方ないと言ったけど、このあたりのドラミングは神懸かってたね。
とりえあず、1つ言えることは、
「リンゴじゃなくてキースにドラムを習ってくれてありがとう、ザック」
ということだけですね。

そして、もちろんメドレー最後は『トミー』でもクライマックスを飾る、"See Me Feel Me"。
感動のフィナーレへ。
正に"I get the music"。

トミーメドレーが終わり、ピートとロジャー以外のメンバーがステージを去り、2人で肩を組んだり、ピートも帽子を取ったりして挨拶。

そして、2人だけでラスト"Tea and Theatre"をアコースティックで演奏しライブ終了。

かつて史上最高のライブバンドといわれてた彼ら。

史上最高のドラマーとも言われる奇人キース・ムーンも、ギターのごとく名フレーズを生み出す寡黙な天才ベーシストのジョン・エントウィッスルも死んじゃったし、
ピートもかつてのようにジャンプしたり、ギターを破壊しなかったけど、
やはり彼らは最高のライブバンドでした。

大満足。
家に帰ってきてからも頭の中で、"See Me Feel Me"が鳴り続けてて困ってしまうくらい。

あー、武道館も行きたい。(仕事でいけないけど・・・)

以下、セットリスト。

2008.11.16 The Who@さいたまスーパーアリーナ Setlist
1. I Can't Explain
2. The Seeker
3. Anyway Anyhow Anywhere
4. Fragments
5. Who Are You
6. Behind Blue Eyes
7. Relay
8. Sister Disco
9. Baba O'reily
10. Eminence Front
11. 5:15
12. Love Reign Over Me
13. My Generation
14. Won't Get Fooled Again
---encore---
(Tommy Medley start)
15. Pinball Wizard
16. Amazing Journey
17. Sparks
18. See Me Feel Me
(Tommy Medley end)
19. Tea & Theatre

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2008年11月16日(日)