1. K's今日の1曲
  2. Alternative Rock
  3. Are You Ready? / Mercury Rev (The Light In You 収録)

 Mercrury Revマーキュリー・レヴが2008年の『Snowflake Midnight』とフリーダウンロードアルバム『Strange Attractor』以来7年ぶりのアルバム『The Light In You』をリリース。"Are You Ready?"はアルバム収録曲。

・Mercury Rev - Are You Ready? (Official Music Video)


 「アー、ユー、レーディー、ナーウ」っていう女性コーラスが印象的なナンバー。後半に入ってくるホーンの音が気に入ってます。


 メンバーチェンジが激しいマーキュリーレヴの中で、結成時から在籍するJonathan Donahue(ジョナサン・ドナヒュー)とGrasshopper(グラスホッパー)という中期以降の核メンバーのみで制作。プロデューサーとしても名高いDave Fridman(デイヴ・フリッドマン)も参加していません。そういった前知識を知ってちょっと不安になりながらこのアルバムに接すると、すごく風通しの良い作風になっていてビックリ。とても伸び伸びとしてるというか。2人だから逆に自由になって、女性コーラスやシンセだと思われるストリングスやホーンの音が効果的に使われてたりしています。彼らのことを分かりにくいと思っていた人にこそおすすめかな。もちろん、ファンにも十分聴きごたえがある作品だと思います。

 この作品を引っ提げての来日も決定。フジロックやサマソニでの来日はあったけど(それでもサマソニが2009年)、ワンマンではかなり久しぶりではないかと。私も2001年のLIQUIDROOM(恵比寿じゃなくて新宿にあったころ)に行ったのが懐かしい思い出です。

■Mercury Rev JAPAN TOUR 2015
12月1日(火) 東京 LIQUIDROOM
12月2日(水) 大阪 SOMA


Mercury Rev -『The Light In You』収録曲リスト
1. The Queen Of Swans
2. Amelie
3. You've Gone With So Little For So Long
4. Central Park East
5. Emotional Free Fall
6. Coming Up For Air
7. Autumn's In the Air
8. Are You Ready?
9. Sunflower
10. Moth Light
11. Rainy Day Record
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする


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MY LOVE / Mercury Rev (THE SECRET MIGRATION 収録)
The Funny Bird / Mercury Rev (Deserter's Song 収録)
Goddess On A Hiway / Mercury Rev (Deserter's Songs 収録)
Butterfly's Wing / Mercury Rev (Snowflake Midnight 収録)



■Mercury Rev ディスコグラフィ
Yerself Is Steam(1991)
Boces (1993)
See You on the Other Side(1995)
Deserter's Songs(1998)
All Is Dream (2001)
The Secret Migration (2005)
Snowflake Midnight (2008)
Strange Attractor (2008) - mp3 フリーダウンロードアルバム
The Light in You (2015)
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2015年11月30日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. ユニコーン
  3. 奥田民生ひとり股旅スペシャル@マツダスタジアム セットリスト #セトリ

奥田民生の生誕50周年を記念して開催された『奥田民生ひとり股旅スペシャルマツダスタジアム』のセットリストです。



01. 674
02. えんえんととんでいく
03. イージュー★ライダー
04. デーゲーム (ユニコーン)
05. 雪が降る町 (ユニコーン)
06. 遺言
07. 何と言う
08. 野ばら
09. 私はオジさんになった (ユニコーン)
10. 風は西から (英語バージョン)
---休憩---
それ行けカープ (映像:チャットモンチー・Puffy・フジファブリック・Rolly・木村カエラ・真心ブラザーズ 他)
前田健太、大瀬良大地が登場し、民生がバッターで始球式
---休憩終わり---
11. SUNのSON
12. メリハリ鳥
13. The STANDARD
14. Darling (西野カナ cover)
15. 結婚しようよ (吉田拓郎 cover)
16. アイ・ラブ・ユー,OK (矢沢永吉 cover)
17. 幸せであるように (FLYING KIDS cover)
18. さくら (ケツメイシ cover)
19. 人間はもう終わりだ (真心ブラザーズ cover)
20. 世界の終わり (Thee Michelle Gun Elephant cover)
21. じょじょ (サンフジンズ)
22. ハリがないと (サンフジンズ)
23. 無限の風
24. 早口カレー (ユニコーン)
25. CUSTOM
26. さすらい
---encore---
27. 最強のこれから
28. 風は西から


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2015年11月28日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2015)
  3. SHELLAC / MONO@代官山UNIT 感想&セットリスト

USインディー/オルタナティヴロック界を代表するエンジニア/プロデューサー、Steve Albiniスティーヴ・アルビニ)率いるSHELLACシェラック)の22年ぶりの来日ツアーの初日、代官山UNIT公演に行ってきました!

スティーヴ・アルビニ率いるShellacの来日公演に行ってきました

そんなアルビニ先生を迎え撃つのは日本のMONOモノ)です。

今回はダブルヘッドライナーという扱いでガッツリと。


まずはMONO

反復するメロディを軸に、静と動を行き来するサウンド。
ギターの2人は着席しているので、赤いドレスでまさに紅一点のベーシストTamakiのユラユラしたアクションが映える。

轟音ポストロックにありがちな単調なドラミングではなく、私の好きな手数多い系なのも良かった。

最後は、ライブでしゃべる事がほとんどない(らしい)MONOが、「来年アルビニをプロデューサーに迎え新作をレコーディングする」と言って去って行きました。

いよいよSHELLAC
機材はアルビニ先生自らセッティングを行う。
本職みたいなものだからね。

スムースジャズのような陽気な音楽が流れる中、セッティングが終わり、メンバー登場。

メンバーは以下の3人。
スティーヴ・アルビニ(Gt,Vo)、ボブ・ウェストン(Ba)、トッド・トレイナー(Dr)。

オレンジ色のTシャツを軽くパンツインして、肩ではなく腰につけるタイプのギターストラップをしてて、これがまたウエストポーチをした普通のオジサンって感じがして素敵。

準備が終わり唐突に演奏開始。
1曲目は98年の『Terraform』から"Canada"でスタート。

3人で鳴らす最初の1音から脳天直撃のアルビニ先生印のサウンド。
たった一音で心と頭をこんなに一気にもってかれたのは初めてかも。

何より、爆音なのに音が割れない(そして、耳が痛くない)ことに感動。
ヤバすぎる。

アルビニ先生のギターの鋭利さと言葉の強さもあるけど、ボブのベースもトッドのドラムも凄まじすぎた。

セトリの方は曲の間にメンバーでこそこそ耳打ちしながら考えているよう。
でも、すべてのアルバムから満遍なくやってるいるみたい。

また、曲と曲の間にちょいちょい客からの質問タイムがあって、ボブが質問を受け付けてた(英語のみ)。
「なぜこんなに長い間、来日しなかったの?」って質問に「I Don't Know」とだけ答えたボブにたいして、先生の答えは「シカゴから日本は非常に遠い」とジェスチャー付きで回答。
単純明快すぎる回答に納得せざるを得なかった。

さすが先生!

その他の質問だと、「好きな日本食は?」ってやつに先生は「ラーメン。朝ラーメン食べて、昼もラーベン食べて、夜はこのショーの後にラーメン食べる」って言ってた(笑)
ボブは「サーモン(鮭)が美味しかった」とのこと。どうやら築地に行ったぽいね。


後は、どうしてギターストラップを使わないかも判明。
肩からのやつだとすれて胸のあたり傷がつくことと、お腹が出た場合に肩からのやつだとお腹に押されてどんどん前に出て弾きにくくなるかららしい(笑)
ちなみに、ボブがベースを低い位置で構えるのも同じ理由(笑)

とかなんとか、笑もありつつ、演奏が始まるとひたすら鋭く激しくむちゃくちゃカッコイイ音を鳴らし続ける。

そして、終盤のハイライトは"Wingwalker"。
アルビニとボブが飛行機のように手を広げながら、朗読のように言葉を綴る。

言ってることの半分くらいしかわからなかったけど、すごく考えさせられるものでした。

↓こんな感じ
・Shellac - Wingwalker


"Wingwalker"が終わり、MONOへの感謝を述べて、"The End Of Radio"へ。

歌詞にあるようにトッドがスネアドラムをもってステージの前へ。
そのスネアのリズムとボブの低く重いベースリフで淡々と曲が進み、後半アルビニ先生のギターが入ってくる。
かっこよすぎてチビリそう。


チューニングの間に最後の質問タイム。
「ダンスミュージックは好きか?」「クリスマスは何を料理するか」とかアルビニ先生のことをよく知ってる人ならではの質問があったり、客:「54-71が好きです」・ボブ:「ベースプレイヤーが最高だ」ってやりとりがあったり。

後、客:「次はいつ来日するの?」・ボブ:「明日だ」ってのが最高でした。

そして、『1000 Hurts』のラストソング"Watch Song"でシメ。
最後に、アルビニ・ボブ・トッドでシンバルを叩きまくって大団円。
トッドの背後の高い位置に設置されてたシンバルがやっと最後に叩かれました!


アンコールを求める客をよそに、早速撤収を始めるアルビニ先生。
徹頭徹尾アルビニ先生らしくて素晴らしかったです。

以下、セットリスト。

2015.11.24 SHELLAC@代官山UNIT Setlist

01. Canada
02. My Black Ass
03. Copper
04. Compliant
05. This Is A Picture
06. Steady As She Goes
07. Riding Bikes
08. A Minute
09. Squirrel Song
10. Prayer to God
11. You Came In Me
12. Dude Incredible
13. Wingwalker
14. The End Of Radio
15. Watch Song

翌日2日目のセトリはこちら。

2015.11.25 SHELLAC@代官山UNIT Setlist

01. Ghosts
02. My Black Ass
03. You Came in Me
04. Compliant
05. Canada
06. All the Surveyors
07. Copper
08. Steady as She Goes
09. Riding Bikes
10. Squirrel Song
11. Surveyor
12. Dog and Pony Show
13. Wingwalker
14. The End of Radio
15. Crow
16. Spoke

終演後にはメンバー直々にTシャツ販売。

アルビニ先生からではなくボブから購入。
一緒に行った妻とスリーショットをiPhoneで撮ってもらってたら、トッドも乱入してきてブレブレだけど4人で撮れた。

さらに別のところにいたアルビニ先生も捕獲して、チケットの半券にサインしてもらって、またもやスリーショット。

最高なひと時でした。

水性ペンでだったので、サインがちょっと滲んでしまいました。。。
Shellacのスティーヴ・アルビニ先生にサインをもらいました

■『SHELLAC / MONO JAPAN TOUR 2015』日程
11月24日(火)代官山UNIT
11月25日(水)代官山 UNIT
11月26日(木)梅田 Shangri-La
11月27日(金) 京都 METRO
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2015年11月26日(木)
  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2015)
  3. OZZFEST JAPAN 2015@幕張メッセ (Ozzy Osbourne、Janes Addiction、BABYMETAL 他) 感想&セットリスト #オズフェス

OZZFEST JAPAN 2015』の2日目@幕張メッセに行ってきました。

2013年に続いて2度目の開催となるオズフェス
前回はオジー・オズボーンを擁する編成としては初来日となったBlack Sabbathを筆頭にトゥールなどそうそうたるメンツでしたが、今回もなかなかのメンツ。

以下、2日目の出演者一覧です。

■OZZFEST JAPAN 2015@幕張メッセ 2日目出演アーティスト


Ozzy Osbourne & Friends
featuring
Geezer Butler from Black Sabbath
Tom Morello from Rage Against the Machine
Zakk Wylde from Black Label Society
Dave Navarro from Jane's Addiction
ふなっしー

Jane's Addiction (ゲスト:YOSHIKI
Hatebreed
A Day To Remember
Black Label Society
BABYMETAL / Fear, and Loathing in Las Vegas
人間椅子 / 9mm Parabellum Bullet
HER NAME IN BLOOD
OLDCODEX
OPENING ACTS: ANIMETAL THE SECOND / a crowd of rebellion / 彼女 in the display

セットリストはこちら
初日のヘッドライナーKornのセットリストはこちら

体力を考えて昼過ぎからの参戦。
リストバンド交換所から会場入り口が遠いのは想定済み。

中に入ると基本的に人が黒い(笑)。もちろん私も上も下も黒でした。

オフィシャルTシャツとオジーTシャツとベビメタTシャツを来てる人が多かった。

会場をちょっとぷらぷらしつつ、まずはA Day To Rememberからライブ参戦。

ちょっとエモっぽい要素もあってキャッチーで聴きやすくてカッコいいバンドでした。
曲によってはギターの人のコーラスが入ってツインボーカルみたいになるとことがカッコよかった。

最後はベースを遠くのスタッフに高く投げて渡したり、両ギタリストが左右から走ってきて中央のボーカルが掲げたペットボトルを蹴りあげる演出があって、あの手慣れた感は定番なのかな。


お次は9mm Parabellum Bullet
ラウパやパンスプなどと同様にステージは横に2つ並ぶ形で交互にライブがあるので、移動が楽でいいです。

9mmのライブはたぶん久しぶり。まだガンバっててイイね。
彼等世代のバンドもそんなには残ってないので。

相変わらずギターとベースのステージアクションが面白い。
知ってる曲も結構あって楽しめました。


続いてBlack Label Society
ツェッペリンの"Whole Lotta Love"とサバスの"War Pigs"をマッシュアップさせたSEが鳴り響き登場。

メンバーのルックス通り、リフで攻めるごりごりのハードロック。
なによりギターの柄がいかにもザック・ワイルドらしくて良かった。

ライブ後、ゴリラのように胸を両手でドンドン叩くアクションで興奮状態のまま去って行きました。


次の人間椅子は前の方で見ようとしたら、お客さんの数と熱気がすごい!
2013年の前回オズフェスト・ジャパンでのステージが話題を呼んで再ブレイクしたって話は本当なんですね。前回よりも明らかに客が増えてた。
飄々とした感じもありつつも、嬉しそうな感じがメンバーから伝わって来てすごく良かった。

ギターの和嶋慎治が和服を新調したって話や、メンバーを君づけで呼びあうとこもなんか微笑ましいんだけど、一度演奏が始まるとドゥームな重く激しいナンバーから、スピードナンバーまで、緩急つけながら鉄壁の演奏でアゲて行く。

白塗りの坊さんに、メガネ、時代遅れのヤンキースタイルのリーゼントって自分たちで言うように、奇抜な格好と歌詞世界に注目が集まるけど、演奏が何よりカッコイイね。
ワンマンも一度見てみたいな。

後、50年後、100年後も続けるって言ったけど、なんかあのルックスなら本当に続いてそうで怖い(笑)


ここらでちょいと腹ごしらえ。
ロングポテトとかたこ焼きとか食った。

途中からHatebreedに参戦。
Black Label Societyとかに比べるとだいぶモダンな音でした。
ちょっとエモっぽいとこもあったかな。


そして、今日のTシャツ着用率No1のBABYMETALへ。
前の方に行くとヤバそうなので、下り目で余裕のあるとこで見た。

サマソニ等でなんかやんか見た事あるので、Star Wars風のオープニング映像とかのネタは知ってるんですが、今日はオズフェスだけあって、ところどころオジー仕様になってた。

ライブが始まるや否や予想通り凄い事に。歓声もすごかった。

ベビメタと言えば、ゴリゴリのメタルサウンドにアイドル的な歌が入るのが魅力だと思うんだけど、個人的には"メギツネ"みたいな日本的な抒情性のあるメロディがいわゆるメロディックメタルに近くて好きかも。



さてさて、ここから個人的お目当て。
残りの2組さえ見れれば今日のチケット代の元を取ったようなもんです。

まずは、Jane's Addction
現在のメンバーはこんな感じ。
Perry Farrell (Vo.)
Stephen Perkins (Dr.)
Dave Navarro (Gt.)
Chris Chaney (Ba.)

ペリー・ファレルとデイヴ・ナヴァロがいれば個人的にはオッケーです。
で、楽しみにしてたのに、トイレに行ったのが大誤算で、並んでるうちにライブが始まってしまった。。
しかも、「Senores y Senoras」とあの声が聞こえて1発目から"Stop!"っていうね。完全に下手こいた。。

気を取り直して、用を済ませて前の方へ。
ベビメタでみんな疲れたのか、簡単に前の方に行けた!

まず何よりもメンバーがスリムな体型を維持してることに感動。
太ったジェーンズ・アディクションなんて見たくないもんね。

曲によってはセクシーなチャンネー2人が登場して、踊ったり、ペリーと絡んだりという演出付き。
若干声は辛そうだったけど、歌も演奏もカッコ良かった。

後半に、事前にアナウンスされていたX JAPANYOSHIKIが登場。
「友達のYOSHIKI」と紹介しててたけど本当なんだろうか(笑)

そんなYOSHIKIのピアノとともに"Classic Girl"をしっとりと演奏して、最後は"Whores"。
前述の女性2人に加え、さらに女性が出てきたと思ったら、ワイヤーに吊るされ上に上がっていく。
しかも、よく見ると、ワイヤーの金具が直接背中の肉を貫通して付けられていて・・・

結局最後はそれが気になって演奏どころじゃないうちに終わってしまいました。。。


そして、ついにやってきました、帝王オジー・オズボーンです。
当初ブラック・サバスでの出演予定だったのが、オジーのソロに変わったしまったけれど(トニー・アイオミの体調など今後サバスを見れる可能性が低いことが残念でなりません)、その代わりに、素敵な仲間たちがゲスト参加するという今回のライブ。
オジーさんと愉快な仲間たちって感じか。


予定時間よりちょい早くらいで御大オジーが登場し(なんか見た目シュッとした?)軽く客を煽ったあと、ギター・ベース・ドラム・キーボードの基本メンバーが入ってきた。
1曲目は、オジーのソロデビューアルバム『Blizzard of Ozz』(ブリザード・オブ・オズ〜血塗られた英雄伝説)の1曲目、"I Don't Know"からスタート。

こりゃ盛り上がりますねー。

2曲目で早速1人目のゲスト、トム・モレロを呼び込む。
豪華すぎて腰抜かしそう。

まずはオジーの曲紹介の時点で大歓声の上がった"Mr. Crowley"。
これぞトムモレロなトリッキーな音もありつつ、レイジとは懸け離れた情緒的なフレーズも聞けて面白い。
最後は歯で弾きながらギターのボディを裏返したら、そこに「OZZY RULES」と書かれてた!
曲終わりにはオジーからのマウストゥマウスのキスまで!!

続く"Bark at the Moon"では会場全体で「ばかだもーん」を大合唱。
消防の放水機のようなもので客席に向けて泡を噴射するという荒技も飛び出して大盛り上がり。
(今日はちょいちょいこの放水機が登場。バケツの水は自ら被るのがメインで、1回だけ客席にまきました)


トムモレロが去り、基本メンバーに戻って"Suicide Solution"、"Flying High Again"、"Shot in the Dark"の3曲。
なんか妙に安定感があるのはいつのものメンバーだからでしょうか。

シンセのフレーズが印象的な"Shot in the Dark"が終わったところでギターソロコーナー。
今日はゲストが多いのでGus G(であってるよね?)の見せ場がちょっと少ないのでここぞとばかりに弾きまくり。
すげーな、やっぱ。

ギターソロが終わり、ドラムソロからの、バスドラのキック音が始まる。
お待ちかねのブラック・サバスコーナー。

当然ここでゲストのギーザー・バトラーが呼び込まれる。
待ってました!
トム・モレロも再び加わる。

リフの合唱が巻き起こった"Iron Man"に、ギーザーのベースがかっこよすぎな"N.I.B."。
ちょっとだけトムモレロのギターがサバスっぽくなくて微妙かなって思ったところもあったけど、これはサバスではなくオジー&フレンズなんだと思ったら、途中から気にならなくなった。


トムが去って"Snowblind"、"Behind the Wall of Sleep"の2曲をやって、そろそろサバスコーナー終わりかなと思ったところで、次のゲスト、ジェーンズ・アディクションのデイヴ・ナヴァロ登場!

2曲、"War Pigs"と"Fairies Wear Boots"を。
こちらは比較的オリジナルに近い演奏でした。


サバスコーナーが終わり、ギーザーとデイヴが去ると、次なるゲストはザック・ワイルドです。
個人的な世代としてはオジーソロといえばザック・ワイルドなイメージ。
ザックの参加した『No More Tears』からグラミーも獲得した曲"I Don't Want to Change the World"をやった後は、お待ちかねのあの曲"Crazy Train"。

故ランディ・ローズと作り上げたこの名曲を一緒に演奏するのは、トムモレロでもデイヴナヴァロでもなく、やっぱりザック・ワイルドですね。
まぁ正直、今日はギターの音のバランスが小さすぎてあまりあのリフがよく聞こえなくてちょっと残念だったんだけど、やっぱかっこいい。

同じく『No More Tears』から妻シャロンに宛てたという"Mama, I'm Coming Home"(2曲ともモーターヘッドのレミーとの共作なんですね)をしっとりと歌い上げ、いよいよオーラス。

今日出てきたゲスト全員が登場し"Paranoid"を。
完全に忘れていたアイツ、ふなっしーも出てきてオジーに泡噴射をくらってグロッキーになってました(笑)

まぁ中にはふなっしーが出てきて喜んでいる人や、こんなの呼ぶんじゃねぇって怒ってる人も半々くらいいた感じでしたが、まぁお祭りみたいなもんなんで個人的にはどうでも良いです。

てか、それよりトム・モレロとデイヴ・ナヴァロとザック・ワイルドが並んでギター弾いてるっていう構図がヤバ過ぎでしょう!
Rage Against The MachineとJane's Addiction(Red Hot Chili Peppersもか)の共演なんて想像しただけでヨダレが出る90年代〜2000年代初頭青春組にはたまりません。


大盛り上がりの中、大団円。

もう盛り沢山すぎてクッタクタ。

耳も遠くなって外の音も聞こえにくいし、軽く非日常感を感じながら会場を後にしました。
楽しかった。

以下、セトリ。

2015.11.22 Ozzfest Japan 2015@幕張メッセ Setlist

・Ozzy Osbourne and Friends Setlist
01. I Don't Know
02. Mr. Crowley (with Tom Morello)
03. Bark at the Moon (with Tom Morello)
04. Suicide Solution
05. Flying High Again
06. Shot in the Dark
07. Iron Man (Black Sabbath song) (with Tom Morello and Geezer Butler)
08. N.I.B. (Black Sabbath song) (with Tom Morello and Geezer Butler)
09. Snowblind (Black Sabbath song) (with Geezer Butler)
10. Behind the Wall of Sleep (Black Sabbath song) (with Geezer Butler)
11. War Pigs (Black Sabbath song) (with Geezer Butler and Dave Navarro)
12. Fairies Wear Boots (Black Sabbath song) (with Geezer Butler and Dave Navarro)
13. I Don't Want to Change the World (with Zakk Wylde)
14. Crazy Train (with Zakk Wylde)
15. Mama, I'm Coming Home (with Zakk Wylde)
16. Paranoid (Black Sabbath song) (ゲスト全員&ふなっしー)

・Jane's Addiction Setlist
01. Stop!
02. Ain't No Right
03. Mountain Song
04. Just Because
05. Up the Beach
06. Ocean Size
07. Three Days
08. Been Caught Stealing
09. Classic Girl (with YOSHIKI)
10. Whores

・BABYMETAL Setlist
01. Babymetal Death
02. ギミチョコ!! (Gimme Chocolate!!)
03. いいね! (Iine!)
04. あわだまフィーバー (Awadama Fever)
05. Road of Resistance
06. メギツネ (Megitsune)
07. イジメ、ダメ、ゼッタイ (Ijime, Dame, Zettai)

・人間椅子 Setlist
01. なまはげ
02. 冥土喫茶
03. どっとはらい
04. 人間椅子
05. 針の山 (Breadfan) (Budgie cover) (Hari no Yama)

・Black Label Society Setlist
01. The Beginning... At Last
02. Funeral Bell
03. Bleed for Me
04. Heart of Darkness
05. Suicide Messiah
06. My Dying Time
07. Concrete Jungle
08. Stillborn


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WAR PIGS / BLACK SABBATH (PARANOID 収録)
Die Young / BLACK SABBATH (HEAVEN AND HELL 収録)
God Is Dead? / Black Sabbath (13 収録)
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2015年11月23日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. 小野妹子 / 水曜日のカンパネラ (ジパング 収録)

 今話題の水曜日のカンパネラ なるものを、私も聴いてみんとするなり。というわけで、水カンこと水曜日のカンパネラの"小野妹子 "を紹介。アルバム『ジパング』収録。

・水曜日のカンパネラ『小野妹子』


 ミュージックビデオに、小野妹子役で俳優の山田孝之が出演してるのも話題。そもそも小野妹子役ってなんだ?ってツッコミはとりあえず置いといて、誰もが一度はツッコンでしまったことのある「"妹子"なのに男なんかい!」という歌(ラップ)です。言葉遊びが面白いですが、「ラブレター フロム 倭の国」「何も言えなくて 遣隋使」とか「部屋とYシャツと遣隋使」、「パンにはやっぱり遣隋使」、「オビ=ワン・ケノービ いいジェダイ」などなど、ネタが古いのは、曲を作ってる人の世代の問題ですかね(調べたら私とほぼ同年代で納得)


 小野妹子ってことで、日本の歴史つながりでこのページの冒頭を紀貫之「土佐日記」風にしてみましたが(わかりにくいってツッコミも無しでお願いします)、本当に最近「水曜日のカンパネラ」って名前をよく聞くようになりました。去年くらいから音も触りだけは聴いたことはあったのですが、なんだか「変なことをやってるでしょ?」的なおしゃれピープルによる「ねらってる感」を感じてしまってなんとなくちゃんと聴かずにいたんですが、「ヤフオク!」のCMにコムアイが出演したり、ライブも話題だと聞いたりして、だんだん無視できない状況に。そして、アルバム『ジパング』のリリースというタイミングで聞いてみたら、「なんだ面白いじゃん!」って。てなわけで、私のように遅れて聞くようになった人のために、略歴。

・水曜日のカンパネラ メンバー
 コムアイ - 主演・歌唱
 ケンモチヒデフミ - 作曲・編曲
 Dir.F - 上記以外、すべて

 2012年活動開始。基本的にコムアイ以外の男性メンバーはライブやメディア等表舞台にはでてきません。曲を作っているケンモチヒデフミ氏は、nujabesで有名な「Hydeout Productions」に所属してたらしいです。ユニット名の「水曜日のカンパネラ」は、「水曜日に打合せが多かったから」と「カタカナ5文字をつけたくて何となくカンパネラになった」とのこと。フィジカルリリースされているものは、ミニアルバム『クロールと逆上がり』『羅生門』(いづれも2013年)、『シネマジャック』『私を鬼ヶ島に連れてって』(2014年)などなど。全国流通作品としては『トライアスロン』が今年2015年4月にリリースされています。

 私のように斜に構えて聴かず嫌いだった人はぜひこの『ジパング』からでも聞いてみることをおすすめ。きっとニヤッとさせられます。まずは今作収録曲もいっぱいYouTubeにPVが上がっているので、こちらからチェックしてみては。この大盤振る舞いなとこは、そもそもCDを売る気なくて話題になれば儲けはそれ以外で得られる感が今っぽくて良いです。

・水曜日のカンパネラ『シャクシャイン』


・水曜日のカンパネラ『メデューサ』


・水曜日のカンパネラ『ラー』


・水曜日のカンパネラ『西玉夫』


・水曜日のカンパネラ『マッチ売りの少女』



水曜日のカンパネラ -『ジパング』収録曲リスト
1. シャクシャイン
2. 猪八戒
3. メデューサ
4. ラー
5. ツイッギー
6. ウランちゃん
7. ライト兄弟
8. 小野妹子
9. 西玉夫
10. マッチ売りの少女
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする


カテゴリ : 邦楽 (2010年代) ・ comments(0) K 
2015年11月21日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. Mother / The Birthday (Blood And Love Circus 収録)

 The Birthdayザ・バースデイ)、デビュー10周年となる2015年にリリースした2枚のシングルのうちの1つ"Mother"。8枚目のアルバム『Blood And Love Circus』収録。

・The Birthday -「MOTHER」(Music Video)


 ジャキジャキかき鳴らすチバとワウを効かせたフジイケンジの2本のギター。タイトかつグルーヴィーなクハラカズユキ&ヒライハルキのリズム隊。 シンガロングできるコーラスがかっこいい曲。

 「潰れた赤いジャックパーセル」とか「燃えるようなピンク」とかチバユウスケ節全開の色使い。意味なんていらない。そして、最後に「ああお願いだ だからロックを止めないでくれ」ときたもんだ。最高。この曲のレコーディングの際に、シナロケのシーナが亡くなったことを知ったそう。すでに歌詞もタイトルも決まってたらしいけど、なんか彼女に捧げた歌ようのように聞こえます。

 2015年はこの『Mother』ともう1曲『I Know』の2枚シングルをリリースし、9月にはベストアルバム『GOLD TRASH』も出して、日本武道館公演も敢行(当日のセットリスト。『LIVE AT NIPPON BUDOKAN 2015“GOLD TRASH”』として2016年1月にBlu-ray/DVDで発売されます)。その締めくくりとなる本作『Blood And Love Circus』。最近日本のロックらしいロックを聴いていないと嘆く人(私も?)には愛聴盤になりそう。

・The Birthday - 8th Album「BLOOD AND LOVE CIRCUS」アルバムダイジェスト


 それにしても、Thee Michelle Gun Elephantを始め、私がチバの歌を聞き始めて20年ちょっと。もうその半分はThe Birthday時代なんだなと思うとちょっと感慨深いなぁ。


The Birthday -『BLOOD AND LOVE CIRCUS』収録曲リスト
1. FULLBODYのBLOOD
2. MOTHER (BLC ver.)
3. ROCK YOUR ANIMAL
4. TWENTY FOUR
5. LOVE SHOT
6. SOMBREROSE
7. DOOR
8. Shan Shan
9. BILLY BLACK
10. I KNOW (BLC ver.)
11. 声
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする


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カテゴリ : 邦楽 (2010年代) ・ comments(0) K 
2015年11月19日(木)
  1. K's今日の1曲
  2. Australian / New Zealand
  3. Alive / Sia (This Is Acting 収録)

 オーストラリア出身のシンガー/ソングライター、Siaシーアが2016年1月リリースを予定する7枚目のアルバム『This Is Acting』からの1stシングル"Alive"を公開。Adeleアデル)との共作曲。

・Sia - Alive


 徐々に盛り上がるサウンドにシーアのドラマチックな歌声が乗る曲。バスドラっぽいビートがアデルの"rolling in the deep"を彷彿させます。苦悩をくぐり抜け、それでも生きてる事の喜びを歌っているような歌詞が胸を打ちます。元々はアデルの3rd『25』へ提供予定だったこの曲(リアーナとかビヨンセに提供する可能性もあったらしい)。アデルとの共同作業がどの程度までだったのかはわかりませんが、最終的に自ら歌う事が出来て良かったというシーアのコメントがあったりして、シーアにとって思い入れのある曲なんでしょうね。

 全米1位を獲得した前作『1000 Forms of Fear』からの大ヒット曲"Chandelier"では天才ダンサー、Maddie Zieglerマディー・ジーグラー)をフィーチャーしたミュージックビデオが話題になりましたが、"Alive"では日本人の高野万優たかのまひろ)という9歳の女の子が抜擢されています。彼女は、空手の型を競う大会で2年連続優勝して、その動画が世界でも話題になっているんだとか。

・Kankudai by Mahiro(7-year-old girl)


 超余談ですが、私も小学生の時にちょっと空手をかじった事あるんですが、これはヤバイですねー。この曲のヒットとともに万優ちゃんの名も広まっていきそうです。普段表舞台に顔を出さないシーアだけに、"Chandelier"の時のマディーのように、様々な賞でシーアの代わりにこのブロンドと黒髪のウィッグを被った万優ちゃんが出てくるのも楽しみですね。

 ちなみに歌詞に「I’m still breathing」って出てくるんですが、このPVを見るとどうしても、映画『The Karate Kid』(邦題『ベスト・キッド』)を思い出してしまいます。絶対意識してると思うんですが、いかがでしょうか。ミヤギ!ダニエルさん!・・・ってどのくらいの世代まで通じるんでしょうか。。

・Basic of life...breathing! from the movie Karate Kid


(2016.03.08追記)
 女優の土屋太鳳がコンテンポラリーダンスを踊る日本版のPVも公開されました。個人的にはせっかく本家が日本人の高野万優という日本人が出演する素晴らしいビデオを作っているのに日本版を作ったのかは、正直意味不明です。。

・Sia 『アライヴ feat. 土屋太鳳 / Alive feat. Tao Tsuchiya』



Sia -『This Is Acting』収録曲リスト
01. "Bird Set Free"
02. "Alive"
全12曲収録予定
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする


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カテゴリ : Australian / New Zealand ・ comments(0) K 
2015年11月17日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2010年代)
  3. The Love Within / Bloc Party (Hymns 収録)

 Bloc Partyブロック・パーティー が新体制初となるシングル"The Love Within"をリリース。2016年1月リリースを予定する5枚目のアルバム『Hymns』収録。

・Bloc Party - The Love Within


 アルバムでは1曲目を飾る曲。シンセ主体の音作りで、まぁこういう音は過去にもありましたが、ギターロックを期待するとちょっと肩透かし感があるかも。なんとなく間の抜けた感じのフレーズがありますが、これが個人的には意外とクセになるなと思った。アルバムタイトル『Hymns』は「賛美歌」って意味があるけど、このシンセをオルガンに置き換えたらそう聞こえなくもないかも。

 メンバーはケリー以外出てきませんが、様々な人々が登場しダンスするミュージックビデオも面白いです。


 アルバムはどうなるかわかりませんが、とりあえずメンバーチェンジがあったので現ラインナップをおさらい。

Kele Okereke(ケリー・オケレケ:Vo/G)
Russell Lissack(ラッセル・リサック:G)
Justin Harris(ジャスティン・ハリス:B)
Louise Bartle(ルイーズ・バートル:Dr)

 オリジナルメンバーであるドラムのマット・トンとベースのゴードン・モークスが脱退。新たに2人加入してます。ボーカルが黒人で、ドラムがアジア系っていう編成だったのがデビュー当初は目を引いたんですが。ライブでは上半身裸で微妙に引き締まっていない体を見せつけながらドラムを叩いてたマットが見れなくなったのは残念(笑)

 新体制での来日も決定してます。日程は、2015年11月23日(月・祝)が東京・新木場スタジオコーストで『Hostess Club Weekender』に出演、翌11月24日(火)に大阪・BIGCATでワンマンがあるので要チェック。

 ライブではこんな感じ。ケリーとラッセルがちょっとマッチョになったのは気になりますね。。
・Bloc Party: The Love Within



Bloc Party -『Hymns』収録曲リスト
01. The Love Within
02. Only He Can Heal Me
03. So Real
04. The Good News
05. Fortress
06. Different Drugs
07. Into The Earth
08. My True Name
09. Virtue
10. Exes
11. Living Lux
12. Eden
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする


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カテゴリ : UK Rock (2010年代) ・ comments(0) K 
2015年11月10日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. Hard Rock / Heavy Metal
  3. Kill The King / Rainbow (Long Live Rock ’n’ Roll 収録)

 Ritchie Blackmoreリッチー・ブラックモア)率いるハードロックバンド、Rainbowレインボーの1978年リリースの3rdアルバム『Long Live Rock 'n' Roll』(邦題:『バビロンの城門』。全英7位・全米89位)収録の代表曲"Kill The King"。アルバムリリース前からライブでは披露されていて、77年のライブ盤『On Stage』で初出。

・Rainbow - Kill The King (Live in Munich 1977)


 イントロからこれぞリッチー・ブラックモア!と言うようなギタープレイが炸裂し、ロック界の渡り鳥Cozy Powellコージー・パウエル)の激しくかつタイトなドラムが鳴り響き、そして、不世出のロックボーカリストRonnie James Dioロニー・ジェイムス・ディオ)のハイトーンなのに線の太い歌声が乗る、スピードナンバー。ハードロック/ヘヴィ・メタル史に燦然と輝く名曲。

 「王を殺せ」っていうなんとも物騒なタイトルですが、どうやらチェスのことを歌っているという話。クイーンも出てくるしね。基本的にはリッチーとロニーによってアルバムの曲は作られていますが、この曲はコージーもクレジットされているだけあって、彼のドラムも特にカッコイイ。

 ロニーの追悼アルバムにメタリカのトリビュートカバーがあって、結構良い!
・Metallica - Kill the King


 75年の1st『Ritchie Blackmore's Rainbow』(邦題:『銀嶺の覇者』)がRitchie Blackmore's Rainbow名義、76年の2nd『Rising』(邦題:『虹を翔る覇者』)がBlackmore's Rainbowときて、今作でついにバンド名がRainbowになった初のオリジナルアルバムだったのに、ロニーが脱退し、リッチー/ロニー/コージーの三頭政治時代は終わりを迎えます(コージーは次作『Down to Earth』を最後に脱退)。

 その後ヴォーカルはGraham Bonnet(グラハム・ボネット)やJoe Lynn Turner(ジョー・リン・ターナー)と次々に代わりポップ路線でヒットを放ちますが、その過渡期にあった本作『Long Live Rock 'n' Roll』はレインボーの最高傑作に挙げる声も多い作品です。タイトルトラック"Long Live Rock 'n' Roll"や邦題の元になった"Gates of Babylon"も名曲!

 さてさて、なぜ今更レインボーかというと、先日、リッチー・ブラックモアがロック回帰するというニュースがあったから。「リッチーがロックなんて当たり前じゃん」って思う人が中にはいると思いますが、ここ20年近く彼は奥さんのキャンディス・ナイトとともにBlackmore's Night(ブラックモアズ・ナイト)という中世ぽいフォークミュージックをやっていて、かつてのHR/HMとはかけ離れてたので、これがビックニュースとして扱われてたのです。すでに2016年6月17日ドイツのフェス『Monsters Of Rock Festival』への出演と、6月25日の英バーミンガムでの公演が発表されています。Ritchie Blackmore's Rainbow名義でメンバーはこんな感じ。

Ritchie Blackmore (g)
Ronnie Romero (vo) [LORDS OF BLACK]
Jens Johansson (key) [STRATOVARIUS]
David Keith (dr) [BLACKMORE'S NIGHT]
Bob Nouveau (b)

 このメンバーでレインボーやDeep Purpleディープ・パープル)ナンバーをやるんだとか。コージーもロニーも、そして、ジョン・ロードも亡き今、リッチーの勇姿を見に海外まで行く価値はありそうです。来日しないかなぁ。UDOさん辺り呼んでくれないだろうか・・・

(2016.06.21 追記)
モンスター・オブ・ロックでのセットリストが判明したので載せておきます。

2016.06.17 Rainbow@Monsters of Rock St. Goarshausen 2016 Setlist

01. Over the Rainbow (Judy Garland cover)
02. Highway Star (Deep Purple cover)
03. Spotlight Kid
04. Mistreated (Deep Purple cover)
05. Since You Been Gone (Russ Ballard cover)
06. Man on the Silver Mountain
07. Catch the Rainbow
08. Difficult to Cure (followed by band introductions)
09. Perfect Strangers (Deep Purple cover)
10. Child in Time (Deep Purple cover) (with 'Woman From Tokyo' etc)
11. Long Live Rock 'n' Roll
12. Stargazer
13. Black Night (Deep Purple cover)
14. Smoke on the Water (Deep Purple cover)

2016.06.18 Rainbow@Monsters of Rock Bietigheim-Bissingen 2016 Setlist
01. Over the Rainbow (Judy Garland cover)
02. Highway Star (Deep Purple cover)
03. Spotlight Kid
04. Mistreated (Deep Purple cover)
05. Sixteenth Century Greensleeves
06. Since You Been Gone(Russ Ballard cover)
07. Man on the Silver Mountain
08. Difficult to Cure (with Drum and Keyboard solos)
09. Catch the Rainbow
10. Perfect Strangers (Deep Purple cover)
11. Stargazer
12. Long Live Rock 'n' Roll
13. Child in Time (Deep Purple cover) (with 'Woman From Tokyo' etc )
14. Black Night(Deep Purple cover)
---encore---
15. Smoke on the Water(Deep Purple cover)

レインボーナンバー以外にパープルの曲もいっぱいやっています。祈来日!


Rainbow -『Long Live Rock 'n' Roll』収録曲リスト
1. Long Live Rock 'N' Roll
2. Lady Of The Lake
3. L.A. Connection
4. Gates Of Babylon
5. Kill The King
6. The Shed (Subtle)
7. Sensitive To Light
8. Rainbow Eyes
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする


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HIGHWAY STAR / DEEP PURPLE (MACHINE HEAD 収録)
Hush / Deep Purple (Shades Of Deep Purple 収録)
Smoke on the Water / Deep Purple (Machine Head 収録)
Deep Purple / Yngwie Malmsteen@東京国際フォーラムホールA
Die Young / BLACK SABBATH (HEAVEN AND HELL 収録)

カテゴリ : Hard Rock / Heavy Metal ・ comments(0) K 
2015年11月09日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. Hip Hop / R&B / Soul
  3. BURNITUP! feat. Missy Elliott / Janet Jackson (Unbreakable 収録)

 Janet Jacksonジャネット・ジャクソンが7年ぶり通算11作目となるアルバム『Unbreakable』を2015年10月2日にリリース。全米1位・全英11位。"BURNITUP!"はアルバム収録曲。

・Janet Jackson - BURNITUP! Feat. Missy Elliott (Lyric Video)


 この曲の聞き所は何と言ってもMissy Elliottミッシー・エリオット)がフィーチャリングされていることでしょう。メディアでの露出が徐々に増えてきたとは言え、まだまだ本格活動再開って感じではないミッシーのアゲアゲなラップが聴けるのは嬉しいですね。ジャネットとのコラボは「女帝vs女帝」って感じで最高です。

 ちなみにこの2人の共演は、2008年の前作『Discipline』収録の"Son of a Gun (I Betcha Think This Song Is About You)"と"The 1"で聴けます。プロデューサーのJimmy Jam and Terry Lewis曰く、「2人が一緒にやると、1+1が10にもなる」とのことらしい。


 アルバムの中ではとりわけこの曲がアッパーな感じで、他は結構大人なサウンドになってるかな。どれもジャネット節が効いてて聴きごたえがあります。そして、このアルバムを提げた『JANET UNBREAKABLE WORLD TOUR』で14年ぶりの来日も決定。日程は下の方に記載しておきます。


Janet Jackson -『Unbreakable』収録曲リスト
1. Unbreakable
2. Burnitup! (Feat. Missy Elliott)
3. Dammn Baby
4. The Great Forever
5. Shoulda Known Better
6. After YouFall
7. Broken Hearts Heal
8. Night
9. No Sleeep (Feat. J Cole)
10. Dream Maker Euphoria
11. 2 B Loved
12. Take Me Away
13. Promise
14. Lessons Learned
15. Black Eagle
16. Well Traveled
17. Gon B Alright
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JANET UNBREAKABLE WORLD TOUR 来日公演
日程:2015年11月19日(木) 
会場:インテックス大阪大阪
出演者:Janet Jackson

日程:2015年11月21日(土)
   11月22日(日) 
会場:さいたまスーパーアリーナ埼玉
出演者:Janet Jackson

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カテゴリ : Hip Hop / R&B / Soul ・ comments(0) K 
2015年11月08日(日)